【記者のひとこと】重要性が高まるOTセキュリティー

コラム

2024/04/26 10:00

 近年、OT(オペレーショナルテクノロジー)環境を狙ったサイバー攻撃が増加しており、製造業が多い日本にとっては、OTセキュリティーの強化は取り組まなければならない重要な項目になっています。

 しかし、OT環境には古い端末が多く残っており、最先端のセキュリティー対策を実装するのが難しい、OTを理解してセキュリティー対策を提案できる人材が少ないなど、課題が多いのが現状です。

 フォーティネットジャパンは、OTセキュリティーを強化するには、現状を把握するのが重要だとし、「OTセキュリティ簡易診断」を提供しています。3月19日時点で、358件の診断を実施したそうです。診断結果から本格的に対策の強化を図る企業も増加するなど、着実に成果が出てきています。この流れがさらに加速し、国内全体のOT環境のセキュリティーレベルが向上することを期待します。(岩田晃久)

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フォーティネットジャパン、診断サービスの利用が拡大 法改正で求められるOTセキュリティーを強化