大阪・住吉区にある『粟玄(あわげん)』。昭和25年に大阪名物のおこし屋として創業した老舗だ。ガラス張りのモダンな店内には、番号札をもらって順番をするほどお客が溢れている。皆のお目当ては「和洋」だ。
「和洋」とはアーモンドを飴でコーティングしたお菓子。ガリリと噛めば、ミルクキャラメルのような甘苦さと香ばしさが広がる。緑茶にも、紅茶やコーヒーにも、またスコッチやブランデーとも相性がいい。
アーモンドを飴で繋ぐのは、確かなおこし作りの技。飴を使うため、甘くなるとコーヒーを足し、まろやかにしようと生クリームを足した。二代目が30余年前に生んだ、おこし界の大ヒット商品である。
二代目曰く、「米は国内産のうるち米やし、高知のショウカを、ホンマに信じられんほど入れてるんですわ」とのこと。
ずっしりと重みがあり、2つに割るのが難しいほど堅いのだけれど、噛むとカリカリホロリと解ける。
しっかり甘くも、おかきのような香ばしさの中にショウガがキリリと効いて、一度食べればハマる味だ。
「和洋」が売上げの8割を占めるのに対して、こちらの「岩おこし」は1割ほど。しかし、「うちのお婆ちゃんはこれがないと承知せんのです」というコアなファンがいる。そう言う孫娘も実は大ファンになっているとか――。
『要玄』
住所/大阪府大阪市住吉区上住吉1-2-3
※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。
あまから手帖Online=https://www.amakaratecho.jp/
二代目が生み出したヒット商品
「和洋」とはアーモンドを飴でコーティングしたお菓子。ガリリと噛めば、ミルクキャラメルのような甘苦さと香ばしさが広がる。緑茶にも、紅茶やコーヒーにも、またスコッチやブランデーとも相性がいい。
アーモンドを飴で繋ぐのは、確かなおこし作りの技。飴を使うため、甘くなるとコーヒーを足し、まろやかにしようと生クリームを足した。二代目が30余年前に生んだ、おこし界の大ヒット商品である。
コアなファンが多い名物
一方で創業以来、愛され続けている「岩おこし」の存在も忘れてはならない。二代目曰く、「米は国内産のうるち米やし、高知のショウカを、ホンマに信じられんほど入れてるんですわ」とのこと。
ずっしりと重みがあり、2つに割るのが難しいほど堅いのだけれど、噛むとカリカリホロリと解ける。
しっかり甘くも、おかきのような香ばしさの中にショウガがキリリと効いて、一度食べればハマる味だ。
「和洋」が売上げの8割を占めるのに対して、こちらの「岩おこし」は1割ほど。しかし、「うちのお婆ちゃんはこれがないと承知せんのです」というコアなファンがいる。そう言う孫娘も実は大ファンになっているとか――。
『要玄』
住所/大阪府大阪市住吉区上住吉1-2-3
※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。
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