【記者のひとこと】社会課題を解決する能力を伸ばす

コラム

2024/04/04 10:00

 SIerがある程度の規模まで大きくなると、ユーザー企業によってあらかじめ決められた予算内で仕事をする従来型の受託ソフト開発や、システム構築のビジネスだけで成長し続けるのは難しくなると言われています。

 この“SIの壁”を突破するには、▽他社にはない独自プロダクト・サービスの開発▽コンサルティング力の強化や、社会課題の解決への挑戦といった上流工程への参入拡大▽国内外の有力SIerの買収――の三つの手段が有効とされています。

 電通総研は今年1月1日付けで電通国際情報サービスから社名を変更し、社会全体の課題を解決する能力を備えたコンサルティング力を伸ばす方針を示しています。3月22日付でトップに就任した岩本浩久社長に話を聞きました。(安藤章司)

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【Key Person】システム実装力を兼ね備えた“唯一無二の総研”になる 電通総研 代表取締役社長 岩本浩久