プラスチックのリサイクルを行うセイコーインターナショナルは、長崎県・対馬の漂着プラスチックごみで100%再生したプラスチックペレット「Re:Ocean@TSUSHIMA」を4月2日に発売した。
そこで今回、プラスチックリサイクルを業務としている同社が、ビジネスの力で対馬の美しい海に貢献できればと考え、「Re:Ocean@TSUSHIMA」という、対馬の漂着プラスチックごみ100%再生プラスチックペレットを商品化した。
「Re:Ocean@TSUSHIMA」は、対馬に漂着したプラスチックごみのみからリペレットした再生プラスチックペレット。漂着したプラスチックごみを「種類」と「色」ごとに分別したものを、それぞれリペレットしており、「青色タンク」、「白カゴ」、「黄色ブイ」などのラインアップがある。
対馬市では、年間約2.8億円の予算をかけてプラスチックごみの回収・処理を行っているが、年回収量は全体のうち1/4程度の約8000立方メートルにとどまっており、すべての漂着ごみを回収・処分するために必要な予算が確保できていない状況にある。これを受け、セイコーインターナショナルは、売上の10%を対馬市へ寄付する。
漂着した海洋プラスチックはマテリアルリサイクルし、ペレット化(原料化)することで、直接的に減らすことができる。同社では、「Re:Ocean@TSUSHIMA」からできた製品が海洋プラスチック問題を考えるきっかけになり、また各企業のSDGs活動促進につながれば、と考えている。なお、今年3月末現在で、対馬の漂着したプラスチックを約40tリペレットした。
対馬の海洋プラスチック問題を目の当たりにして衝撃
同社は、2023年2月に「パタゴニア」と「ヤマップ」が開催するスタディーツアーに参加。対馬の海洋プラスチック問題、海ごみを実際目の当たりにし、メディアで観た映像よりも何倍も酷い状況であり、凄まじい数のプラスチックごみに驚いたという。海ごみだらけの光景が哀しく、またそれだけの量のごみが放置されていることを“もったいない”と感じたとのこと。そこで今回、プラスチックリサイクルを業務としている同社が、ビジネスの力で対馬の美しい海に貢献できればと考え、「Re:Ocean@TSUSHIMA」という、対馬の漂着プラスチックごみ100%再生プラスチックペレットを商品化した。
「Re:Ocean@TSUSHIMA」は、対馬に漂着したプラスチックごみのみからリペレットした再生プラスチックペレット。漂着したプラスチックごみを「種類」と「色」ごとに分別したものを、それぞれリペレットしており、「青色タンク」、「白カゴ」、「黄色ブイ」などのラインアップがある。
対馬市では、年間約2.8億円の予算をかけてプラスチックごみの回収・処理を行っているが、年回収量は全体のうち1/4程度の約8000立方メートルにとどまっており、すべての漂着ごみを回収・処分するために必要な予算が確保できていない状況にある。これを受け、セイコーインターナショナルは、売上の10%を対馬市へ寄付する。
漂着した海洋プラスチックはマテリアルリサイクルし、ペレット化(原料化)することで、直接的に減らすことができる。同社では、「Re:Ocean@TSUSHIMA」からできた製品が海洋プラスチック問題を考えるきっかけになり、また各企業のSDGs活動促進につながれば、と考えている。なお、今年3月末現在で、対馬の漂着したプラスチックを約40tリペレットした。