東京都多摩市は4月1日に、人工芝製造企業3社(住友ゴム工業、積水樹脂、大嘉産業)との連携によって2年間にわたって行ってきた、テニスコートの砂入り人工芝から発生するマイクロプラスチックの流出抑制の実証実験に関する成果を、ガイドラインとして策定、公開した。
東京都内の公共スポーツ施設では、ロングパイル人工芝施設が約140面に対して、砂入り人工芝のテニスコートは約800面あり、広くマイクロプラスチック対策を行ううえでは砂入り人工芝のマイクロプラスチック対策が重要となる。
同ガイドラインでは、その目的や策定の背景および経過とともに、スポーツ用人工芝の種類やガイドラインの対象となる人工芝などを記載している。
あわせて、マイクロプラスチックの特徴や発生時期・発生量、流出経路を記載する。
さらに、流出対策フィルターの種類や設置方法、維持管理、対策の課題に加えて、市民1人ひとりが取り組めるマイクロプラスチック対策についても記載している。
マイクロプラスチック流出抑制の実証実験を反映
今回、公開された「テニスコート砂入り人工芝のマイクロプラスチック対策ガイドライン」は、国内としては初の策定となる。スポーツ用人工芝のガイドラインとしては、日本スポーツ施設協会屋外施設部会(2021年5月発行)および大阪府(2023年3月発行)による策定例はあるものの、それぞれおもな内容はサッカー場などで使用されるロングパイルの人工芝に関する内容となっている。東京都内の公共スポーツ施設では、ロングパイル人工芝施設が約140面に対して、砂入り人工芝のテニスコートは約800面あり、広くマイクロプラスチック対策を行ううえでは砂入り人工芝のマイクロプラスチック対策が重要となる。
同ガイドラインでは、その目的や策定の背景および経過とともに、スポーツ用人工芝の種類やガイドラインの対象となる人工芝などを記載している。
あわせて、マイクロプラスチックの特徴や発生時期・発生量、流出経路を記載する。
さらに、流出対策フィルターの種類や設置方法、維持管理、対策の課題に加えて、市民1人ひとりが取り組めるマイクロプラスチック対策についても記載している。