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インフルエンザ患者報告数は約1万5000人減、東京都は約1000人減

時事ネタ

2024/04/01 18:00

 国立感染症研究所が3月29日に更新したインフルエンザの流行マップによると、2024年第12週(3月18~24日)の患者報告数は6万9510人と1万5000人ほど減少する結果になった。前週(3月11~17日)は8万5162人だった。なお、定点当たりの報告数は14.08(前週は17.26)だった。

インフルエンザ患者の報告数
(マップは国立感染症研究所のホームページから抜粋)

39都道府県で前週よりも減少

 都道府県別での定点当たり報告数は、新潟県(29.05)、富山県(29.04)、山形県(27.63)、愛媛県(25.54)、北海道(24.31)、群馬県(22.57)、福島県(22.51)、石川県(22.13)、高知県(20.64)、長野県(19.58)、千葉県(18.36)、青森県(18.22)、岩手県(17.87)、栃木県(17.57)、埼玉県(17.51)、長崎県(16.94)、福井県(16.92)、島根県(16.61)、宮城県(16.12)、香川県(15.87)、静岡県(15.54)、大分県(15.09)、鹿児島県(14.85)、茨城県(14.81)の順。全国47都道府県中、8都道府県で前週の報告数よりも増加し、39都道府県で前週の報告数よりも減少した。

 定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約42.2万人(95%信頼区間は38.2万~46.3万人)となり、前週の推計値(約50.2万人)よりも減少した。
 
定点医療機関当たり患者報告数
(グラフは東京都感染症情報センターのホームページから抜粋)
 
都内流行マップ・保健所別
(マップは東京都感染症情報センターのホームページから抜粋)

 3月29日発行の「東京都インフルエンザ情報」によれば、3月18~24日の期間、インフルエンザ定点医療機関からの患者報告数は4777人(前週は5847人)と1000人ほど減少、定点当たり11.48(前週は14.09/定点)となった。定点当たりの患者報告数は、14保健所管内で注意報レベル10.0を上回り、警報レベル30.00を上回った保健所管内がなかった。