【自信がない人にこそお勧めするコミュニケーション法・2】若い人のコミュニケーション下手の原因として、「一人でスマホばかりいじっている」とか「SNSのみで他者とやりとりしている」などといわれますが、筆者はもっと本質的な原因もあるのではないかと思っています。本質的な原因とは、今の若い人の「感受性の豊かさ」です。感受性が豊かなこと自体はとても良いことですが、逆に言えばそれは「敏感」であるということです。「敏感=感受性が豊か」であるが故に「コミュニケーションに自信がない」。実はそういった人だからこそ効果的なコミュニケーション法があります。その方法を、筆者は「レベル3コミュニケーション(レベル3)」と呼んでいます。
では、レベル3とはどのような手法か。「自分の色眼鏡を外すコミュニケーション」であり、「相手に意識を向け続ける」もしくは「相手をあるがままに観察し続ける」ことでなされる、とたったこれだけでは意味が捉えづらいでしょうし、「そんなことできるの?」「それだけで楽で自然なコミュニケーションになるの?」と思われるでしょう。
補足ですが、レベル3なので、レベル2と1が存在しています。レベル3が「相手に意識が100%向いている状態」、レベル2が「自分の思考と相手に意識が行き来している状態」、レベル1が「自分の思考に意識が向きすぎている状態」と定義しています。
誇大表現に聞こえてしまうかもしれませんが、レベル3の状態が日常化すれば人間関係の問題が驚くほどなくなります。「何はともあれ、ぜひ体験をしてみてください」ということです。
レベル3で必要なことは「相手に意識を向け続ける」もしくは「相手をあるがままに観察する」という行為です。そこで、まずはその練習を始めましょう。練習として最もお勧めなのは、「物に意識を向ける」もしくは「物をあるがままに観察する」ということです。人の代わりにまずは物に対して行うのです。
例えば、水の入ったペットボトルを見ると、「水だ」と認識します。しかし、これは「水だ」と解釈しているに過ぎません。これは「観察」ではありません。「意識を向けている」ことにもなりません。
観察(=意識を向ける)とは、そのペットボトルそのものをよく見つめることです。するとペットボトルの細かな形やラベルの模様などが、はっきりくっきりと目に飛び込んできます。
このように、さまざまな「物」に意識を向けながら「観察している状態」に慣れ親しんでください。必ずしもじっと凝視する必要はありません。できるだけリラックスしながら「眺める」感じが良いでしょう。大切なのは、その物が「あるがまま」にはっきりくっきり見えていることです。
ここからの続きは次回、紹介します。さまざまな物を、ぜひ「観察(意識を向ける)」してみていただければと思います。(ITSUDATSU・竹内直人)
自分の色眼鏡を外す
「レベル3」は、とても単純な方法です。しかし、慣れるまでは人によって時間がかかります。慣れるまでぜひ、続けてください。慣れれば、それはとても「楽」で「自然」なやり方であるとわかるでしょう。では、レベル3とはどのような手法か。「自分の色眼鏡を外すコミュニケーション」であり、「相手に意識を向け続ける」もしくは「相手をあるがままに観察し続ける」ことでなされる、とたったこれだけでは意味が捉えづらいでしょうし、「そんなことできるの?」「それだけで楽で自然なコミュニケーションになるの?」と思われるでしょう。
補足ですが、レベル3なので、レベル2と1が存在しています。レベル3が「相手に意識が100%向いている状態」、レベル2が「自分の思考と相手に意識が行き来している状態」、レベル1が「自分の思考に意識が向きすぎている状態」と定義しています。
誇大表現に聞こえてしまうかもしれませんが、レベル3の状態が日常化すれば人間関係の問題が驚くほどなくなります。「何はともあれ、ぜひ体験をしてみてください」ということです。
レベル3コミュニケーション~ステップ1~
では、レベル3の具体的なやり方についてステップを踏みながら紹介します。レベル3で必要なことは「相手に意識を向け続ける」もしくは「相手をあるがままに観察する」という行為です。そこで、まずはその練習を始めましょう。練習として最もお勧めなのは、「物に意識を向ける」もしくは「物をあるがままに観察する」ということです。人の代わりにまずは物に対して行うのです。
例えば、水の入ったペットボトルを見ると、「水だ」と認識します。しかし、これは「水だ」と解釈しているに過ぎません。これは「観察」ではありません。「意識を向けている」ことにもなりません。
観察(=意識を向ける)とは、そのペットボトルそのものをよく見つめることです。するとペットボトルの細かな形やラベルの模様などが、はっきりくっきりと目に飛び込んできます。
このように、さまざまな「物」に意識を向けながら「観察している状態」に慣れ親しんでください。必ずしもじっと凝視する必要はありません。できるだけリラックスしながら「眺める」感じが良いでしょう。大切なのは、その物が「あるがまま」にはっきりくっきり見えていることです。
ここからの続きは次回、紹介します。さまざまな物を、ぜひ「観察(意識を向ける)」してみていただければと思います。(ITSUDATSU・竹内直人)