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インフルエンザ患者報告数は8万5000人超、東京都は6000人近くに

時事ネタ

2024/03/25 18:00

 国立感染症研究所が3月25日に更新したインフルエンザの流行マップによると、2024年第11週(3月11~17日)の患者報告数は8万5162人に増加する結果になった。前週(3月4~10日)は7万9643人だった。なお、定点当たりの報告数は17.26(前週は16.14)だった。

インフルエンザ患者の報告数
(マップは国立感染症研究所のホームページから抜粋)

30都道府県で前週よりも増加

 都道府県別での定点当たり報告数は、新潟県(38.00)、石川県(36.69)、北海道(33.66)、富山県(32.79)、山形県(31.53)、群馬県(25.83)、福島県(23.90)、千葉県(23.06)、青森県(22.31)、埼玉県(22.21)、福井県(21.54)、愛媛県(21.28)、長崎県(20.58)、宮城県(20.14)、島根県(19.92)、高知県(19.20)、長野県(19.10)、神奈川県(18.60)、大分県(18.41)、栃木県(18.04)の順。全国47都道府県中、30都道府県で前週の報告数よりも増加し、16都道府県で前週の報告数よりも減少した。

 定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約50.2万人(95%信頼区間は45.5万~55万人)となり、前週の推計値(約47万人)よりも増加した。
 
定点医療機関当たり患者報告数
(グラフは東京都感染症情報センターのホームページから抜粋)
 
都内流行マップ・保健所別
(マップは東京都感染症情報センターのホームページから抜粋)

 3月22日発行の「東京都インフルエンザ情報」によれば、3月11~17日の期間、インフルエンザ定点医療機関からの患者報告数は5847人(前週は5588人)と6000人近くに増加し、定点当たり14.09(前週は13.43/定点)となった。定点当たりの患者報告数は、19保健所管内で注意報レベル10.0を上回り、警報レベル30.00を上回った保健所管内がなかった。