【拝啓、徳島より・22】初心者キャンパーでも一つ持っておくと便利な万能クッカー「メスティン」。家にいても手軽にアウトドア気分を味わえるようにと、普段の料理に取り入れてみたところ、これが大正解!シンプルな料理でも外飯のようなワクワク感が味わえました。メスティンを使ったおすすめのお手軽家飯レシピをご紹介します。
私が使っているのもドランギア社のもので、大きさは通常サイズ。他にラージサイズもありますが、1、2人でキャンプをすることが多い人には通常サイズがぴったりだと思います。
メスティンは、ご飯を炊くだけでなく、煮たり焼いたり蒸したりと、様々な使い方ができます。その使い勝手の良さは、これ一つあれば大体の料理はできちゃうんじゃないかと思うほど。しかも多機能ながらコンパクトで軽量、持ち運びしやすく壊れにくい。キャンプ初心者が一番最初に買うべき調理器具とも言われています。
また、メスティンを普段の調理に取り入れている人も意外に多く、ネットで検索するとメスティンを使ったレシピがたくさん出てきます。毎日の献立を考えるのは面倒くさいですが、「メスティンで作る」という縛りを入れるだけで、なぜかちょっと特別感が出て、料理も楽しくなっちゃうから不思議です。
それでは、料理が得意でもない私でも失敗せずにできて、満足度の高かったレシピとおすすめポイントを紹介します。
【材料】
鶏もも肉(1/2枚)
米(1合)
水(1カップ)
ニンニク( 2片)
生姜( 1片)
ネギ(適量)
塩(少々)
ナンプラー(適量)
醤油(適量)
パクチー(適量)
【作り方】米と水をメスティンに入れて、その上に生姜、ニンニク、食べやすい大きさに切った鶏肉を入れて、30分置きます。その後、強火で火にかけて、ぐつぐつしてきたら弱火にして、10~15分ほど経ったら火からおろして10分ほど待ちます。沸騰すると蓋が外れやすいので何か錘になるものを載せておくといいですよ。ナンプラーと醤油、刻んだパクチーを合わせたソースをかけていただきます!
土鍋で鍋料理を作ったら、食べ切るのに何日もかかってしまうこともありますが、メスティン鍋であればその心配がないので大助かり。食べたい量をサクッと作れて、後片付けも楽ちんです。
【材料】肉、野菜、豆腐、鍋の素や出汁などお好みで。
【作り方】お弁当を詰める要領で、具材をメスティンに入れていきます。水はメスティンの2/3くらいを目安に。味付けは顆粒だしや鶏ガラスープの素を少し入れて、ポン酢で食べるのがお気に入りです。固形の鍋の素などを入れる時もあります。
【材料】
季節の野菜、ウインナー、エビなど
油(適量)
天ぷら粉 or たこ焼き粉
水
【作り方】天ぷら粉と水を混ぜます。だいたい目分量ですが、お好み焼きのたねよりもちょっと緩いくらいのイメージで作っています。油はメスティンの深さの半分より少し下くらいを目安に入れて1分ほど熱したあと、材料に衣をつけて、揚げていきます。天ぷら粉の代わりにたこ焼き粉を使っても美味しいですよ。サクッと感は天ぷら粉と比べると落ちますが、ほんのりと衣に味がついているので、レンコンや菜の花など、野菜天ぷらと相性抜群です。
春本番までもうすぐ。本格的なキャンプシーズンの始まりです。家でも外でも活躍すること間違いなしのメスティン。アウトドア好きも、そうでない方も、ぜひメスティン飯にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。(フリーライター・甲斐イアン)
■Profile
甲斐イアン
徳島在住のライター、イラストレーター。千葉県出身。オーストラリア、中南米、インド・ネパールなどの旅を経て、2018年に四国の小さな港町へ移住。地域活性化支援企業にて、行政と協力した地方創生プロジェクトの広報PR業務に従事。21年よりフリーランスとなり、全国各地の素敵なヒト・モノ・コトを取材しています。
外でも家でも万能調理器具「メスティン」
メスティンとはアルミ製の飯ごうのことで、初心者でも使いやすいクッカーとして人気です。「メスティンの元祖」と言われるのは、ノルウェーに本社を置くトランギア社のもので、日本ではイワタニ・プリムスから販売されています。私が使っているのもドランギア社のもので、大きさは通常サイズ。他にラージサイズもありますが、1、2人でキャンプをすることが多い人には通常サイズがぴったりだと思います。
メスティンは、ご飯を炊くだけでなく、煮たり焼いたり蒸したりと、様々な使い方ができます。その使い勝手の良さは、これ一つあれば大体の料理はできちゃうんじゃないかと思うほど。しかも多機能ながらコンパクトで軽量、持ち運びしやすく壊れにくい。キャンプ初心者が一番最初に買うべき調理器具とも言われています。
また、メスティンを普段の調理に取り入れている人も意外に多く、ネットで検索するとメスティンを使ったレシピがたくさん出てきます。毎日の献立を考えるのは面倒くさいですが、「メスティンで作る」という縛りを入れるだけで、なぜかちょっと特別感が出て、料理も楽しくなっちゃうから不思議です。
メスティンでおすすめの家飯レシピ
メスティンの一番ベーシックな使い方はお米を炊くこと。火にかける前にしっかりお米に水を吸わせるのがポイントです。米と水をメスティンに入れてから30分ほど待つと、ふっくら美味しく炊き上がります。もちろん水を吸わせるのは必ず行う工程ではなく、ズボラな私は入れてすぐに火にかけてしまうこともしばしばです(それでも問題なく炊けますよ)。それでは、料理が得意でもない私でも失敗せずにできて、満足度の高かったレシピとおすすめポイントを紹介します。
メスティンでカオマンガイ
メスティン料理の中で一番におすすめしたいのが、タイ料理の王道・カオマンガイ。具材を入れて火にかければ完成(メスティン料理はだいたいそうですが)という手軽さながら、意外にも本格的な味に仕上がります。また、メスティンでカオマンガイを作ると、おこげもまたいいアクセントになります。我が家の鉄板メスティンレシピです。【材料】
鶏もも肉(1/2枚)
米(1合)
水(1カップ)
ニンニク( 2片)
生姜( 1片)
ネギ(適量)
塩(少々)
ナンプラー(適量)
醤油(適量)
パクチー(適量)
【作り方】米と水をメスティンに入れて、その上に生姜、ニンニク、食べやすい大きさに切った鶏肉を入れて、30分置きます。その後、強火で火にかけて、ぐつぐつしてきたら弱火にして、10~15分ほど経ったら火からおろして10分ほど待ちます。沸騰すると蓋が外れやすいので何か錘になるものを載せておくといいですよ。ナンプラーと醤油、刻んだパクチーを合わせたソースをかけていただきます!
メスティンで一人鍋
ここからはぐっとズボラ感が増しますが、「メスティンで一人鍋」は1人暮らしには本当におすすめのメスティン飯です。メスティンは深さもしっかりあるし、一人鍋に最適なんです。余った野菜や肉を入れて、冬は夜な夜な一人鍋を楽しんでいます。土鍋で鍋料理を作ったら、食べ切るのに何日もかかってしまうこともありますが、メスティン鍋であればその心配がないので大助かり。食べたい量をサクッと作れて、後片付けも楽ちんです。
【材料】肉、野菜、豆腐、鍋の素や出汁などお好みで。
【作り方】お弁当を詰める要領で、具材をメスティンに入れていきます。水はメスティンの2/3くらいを目安に。味付けは顆粒だしや鶏ガラスープの素を少し入れて、ポン酢で食べるのがお気に入りです。固形の鍋の素などを入れる時もあります。
メスティンで天ぷら
メスティンは、実は揚げ物にもぴったりなんです。深さがあり底面積が小さいので少ない油で済みますし、持ち手はゴムのカバーがあるので熱くなりません。縦に長い形状がエビやナス、アスパラなどの食材にもフィット。少ない油でカラッと揚がるのでおすすめです。ただしアルミは温度が上がるのも早いので、火に長時間かけっぱなしにしないように注意です。【材料】
季節の野菜、ウインナー、エビなど
油(適量)
天ぷら粉 or たこ焼き粉
水
【作り方】天ぷら粉と水を混ぜます。だいたい目分量ですが、お好み焼きのたねよりもちょっと緩いくらいのイメージで作っています。油はメスティンの深さの半分より少し下くらいを目安に入れて1分ほど熱したあと、材料に衣をつけて、揚げていきます。天ぷら粉の代わりにたこ焼き粉を使っても美味しいですよ。サクッと感は天ぷら粉と比べると落ちますが、ほんのりと衣に味がついているので、レンコンや菜の花など、野菜天ぷらと相性抜群です。
メスティンで、家飯をアウトドアライクに
シンプルな料理もどことなくアウトドアライクな雰囲気に仕立ててくれるメスティン。ズボラな私でもワクワクしながら台所に向かうことができました。春本番までもうすぐ。本格的なキャンプシーズンの始まりです。家でも外でも活躍すること間違いなしのメスティン。アウトドア好きも、そうでない方も、ぜひメスティン飯にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。(フリーライター・甲斐イアン)
■Profile
甲斐イアン
徳島在住のライター、イラストレーター。千葉県出身。オーストラリア、中南米、インド・ネパールなどの旅を経て、2018年に四国の小さな港町へ移住。地域活性化支援企業にて、行政と協力した地方創生プロジェクトの広報PR業務に従事。21年よりフリーランスとなり、全国各地の素敵なヒト・モノ・コトを取材しています。
※Amazonのアソシエイトとして、BCN+Rは適格販売により収入を得ています。