ZTEジャパンは、グローバルスマートフォン（スマホ）ブランド「nubia（ヌビア）」の国内で本格展開を開始する。日本市場上陸にあわせ、5G・SIMフリー（キャリアフリー）対応の折りたたみ型ハイエンドスマホ「nubia Flip 5G」とコストパフォーマンスに優れたスタンダードスマホ「nubia lvy」を3月14日から、取扱店で販売を開始。キャリアフリー市場でのシェア拡大を目指す。

高性能カメラを搭載　日本向けの仕様・機能も充実

　約6.9インチの有機ELディスプレイと約5000万画素のメインカメラを搭載する「nubia Flip 5G」は、本体を二つに折りたたむと手のひらに収まるコンパクトなデザイン。背面には約1.43インチ・有機ELの丸型サブディスプレイを搭載し、折りたたんだ状態で通知を確認したり、電話に応答したりできる。また、折りたたみ型の形状を生かし、本体を折り曲げて自立させ、スタンドや三脚なしで撮影やビデオ通話などができる。33Wの急速充電にも対応しており、充電をし忘れても安心だ。また、IPX2／IP4Xの防水・防じん性能を備える。カラーはブラック。
 
　「nubia lvy」は、約6.6インチのフルHD＋対応のディスプレイと、5000万画素のメインカメラをはじめとするトリプルカメラを搭載する。また、IPX5／IPX7の防水とIP6Xの防じん性能を備える。カラーはブラック。
 
　共通の特徴として、日本向けに「FeliCa」を搭載し、「おサイフケータイ」を利用できるほか、詐欺・迷惑電話対策機能として、通話中に「録音」ボタンをタッチすると、発信者に対して通話録音を行うアナウンスで警告するとともに録音スタートする「電話録音機能」、スマホ初心者でも使いやすい「シンプルモード」を搭載する。価格は「nubia Flip 5G」が7万9800円、「nubia lvy」が3万1880円。
 
　3月14日に開催した「ZTEジャパン / nubiaブランド日本本格展開・事業戦略発表会」では、周 涛（シュウ トウ）ZTEジャパン 代表取締役社長の挨拶に続き、同社取締役副社長・モバイルターミナル事業最高責任者である黄 凱華（コウ ガイカ）氏がnubiaブランドの事業戦略、〇（＝登にこざとへん） 鵬（ピーター）モバイルターミナル事業部 商品企画本部 本部長が2製品の特徴を説明した。グローバルで折りたたみ型スマホの売れ行きは好調といい、「nubia」の日本上陸にあたり、「（特徴があるので）買いやすく、10万円を切る手ごろなnubia Flip 5Gを選んだ」と説明した。

　今後の最新情報は、3月14日に開設した「nubia」の公式サイトやXアカウント（@nubiajapan）で発信していく。