日本各地からご当地インスタントラーメンを取り寄せ、旅行気分を満喫しようというこの企画。今回も、ご当地ラーメンの激辛王を決める特別編だ。いよいよ日本一の旨辛ラーメンが決定する!
まずお決まりのスープをゴクリといただくと、いやー、心に染み入る良いお味。まるで母が作ってくれた味噌汁のような、優しくまろやかな風味がたまらない。ただピリピリした感覚はなくはないが、激辛王にはほど遠い辛さ。では、いよいよ唐辛子が練りこまれた麺をズズっといただいてみると、おお、うまい。唐辛子のスパイシーな香りが膨らみ、遅ればせながら辛さがドバー。しかし一瞬で消え去り、口の中には味噌汁の優しい味わいが残る不思議な展開。
というわけで総評はこちら。
総評
ひと口目の刺激度 ★★☆☆☆
じんわりくる辛さ ★★★☆☆
スパイスの複雑さ ★★★★☆
旨みとのバランス ★★★★★
合計 13点
いや、うまいんですよ、ほんとにコレ。麺に唐辛子を練りこむことで、辛さに奥行きも出て旨みもしっかり感じられるし。ただ、激辛王と考えるとパンチが弱いのも確か。いつものご当地ラーメン紹介だと、地元ならではの特徴もしっかりあるし、ほぼ満点になったはず。残念。
まずスープをズズズイといただくと、「あ、コレ、ダメヨー!」。速攻で辛さがズバーンと押し寄せ、頭皮から汗が吹き出すレベル。あっさり醤油ラーメンの旨みもちょいと感じるが、その上に辛みが被さり、刺激が口を覆い尽くす。意を決して麺をズバズバいただくと、ハバネロと山椒の痺れが遅れて登場。刺激がさらに倍増して、胃まで熱くなる。どんどん食べ進めると、唇は腫れ上がり涙も止まらない。ラストにして、この仕打ち。ではなく、この出会い。「アババババ~」と、喜びと辛みによる呻き声がねじれ出た。
総評
ひと口目の刺激度 ★★★★★
じんわりくる辛さ ★★★★★★★
スパイスの複雑さ ★★★★★
旨みとのバランス ★★★☆☆
合計 20点
強すぎる辛さのせいで「旨味とのバランス」が少々足を引っ張ったが、あとは満点。それどころか、辛さのマックスが5段階を超えてしまい「じんわりくる辛さ」が禁断の7ポイントとなった。
長崎中華 激辛汁なし坦々麺のポイント
ひと口目の刺激度 ★★★★★
じんわりくる辛さ ★★★★★
スパイスの複雑さ ★★★★★
旨みとのバランス ★★★☆☆
合計 18点
このまま独走するかと思いきや、ラストの一杯、なまはげ激辛醤油らーめんに追い抜かれるという劇的な展開。というわけで、第一回激辛王は秋田県のなまはげ激辛醤油らーめんとなった。今後、このラーメンには激辛王のチャンピンとして君臨してもらい、まだ見ぬ全国の激辛ご当地ラーメンと王座をかけて対決させていきたい。(エフェクト・山葉のぶゆき)
最後の戦いは東京・八丈島と秋田の怖い神
北海道から3品、秋田県、東京都、長崎県からそれぞれ1品をセレクトし、ご当地インスタントラーメンの激辛王を勝手に決めるこの大会。最終戦となる今回は、東京の八丈島と秋田県のものをいただく。さて、現在最高得点を出している「長崎中華 激辛汁なし坦々麺」を抜き、激辛王となる強者はあらわれるのか。八丈島の名産が凝縮された心に染みる一杯
一杯目にいただいのは八丈島の「島とうがらし味噌ラーメン」。なんでも、島の特産品である唐辛子が麺に練り込まれてあるとのこと。麺は、インスタントで珍しい平麺。真ん中で割ってから熱湯に入れるという、ちょっと楽しい工程がある。あらかじめ用意したスープに茹で上がった麺を入れれば完成。味噌のいい香りが鼻をくすぐるが、さてその辛さはどうだ。まずお決まりのスープをゴクリといただくと、いやー、心に染み入る良いお味。まるで母が作ってくれた味噌汁のような、優しくまろやかな風味がたまらない。ただピリピリした感覚はなくはないが、激辛王にはほど遠い辛さ。では、いよいよ唐辛子が練りこまれた麺をズズっといただいてみると、おお、うまい。唐辛子のスパイシーな香りが膨らみ、遅ればせながら辛さがドバー。しかし一瞬で消え去り、口の中には味噌汁の優しい味わいが残る不思議な展開。
というわけで総評はこちら。
総評
ひと口目の刺激度 ★★☆☆☆
じんわりくる辛さ ★★★☆☆
スパイスの複雑さ ★★★★☆
旨みとのバランス ★★★★★
合計 13点
いや、うまいんですよ、ほんとにコレ。麺に唐辛子を練りこむことで、辛さに奥行きも出て旨みもしっかり感じられるし。ただ、激辛王と考えるとパンチが弱いのも確か。いつものご当地ラーメン紹介だと、地元ならではの特徴もしっかりあるし、ほぼ満点になったはず。残念。
最後の一杯は鬼がでるか蛇が出るか
さて、今回の激辛王決定戦ラストを飾るのは「なまはげ激辛醤油らーめん」。パッケージの真っ赤な、なまはげの顔も大迫力だ。こちらの特徴はハバネロが山椒をブレンドした小袋が付いていること半分程度で激辛になり、全て入れるのは要注意とのことだが、もちろん全部をバサッと入れて、いただきましょう。まずスープをズズズイといただくと、「あ、コレ、ダメヨー!」。速攻で辛さがズバーンと押し寄せ、頭皮から汗が吹き出すレベル。あっさり醤油ラーメンの旨みもちょいと感じるが、その上に辛みが被さり、刺激が口を覆い尽くす。意を決して麺をズバズバいただくと、ハバネロと山椒の痺れが遅れて登場。刺激がさらに倍増して、胃まで熱くなる。どんどん食べ進めると、唇は腫れ上がり涙も止まらない。ラストにして、この仕打ち。ではなく、この出会い。「アババババ~」と、喜びと辛みによる呻き声がねじれ出た。
総評
ひと口目の刺激度 ★★★★★
じんわりくる辛さ ★★★★★★★
スパイスの複雑さ ★★★★★
旨みとのバランス ★★★☆☆
合計 20点
強すぎる辛さのせいで「旨味とのバランス」が少々足を引っ張ったが、あとは満点。それどころか、辛さのマックスが5段階を超えてしまい「じんわりくる辛さ」が禁断の7ポイントとなった。
これまでの最高得点を抜けるのか?
さて、その結果、これまで最高点だった「長崎中華 激辛汁なし坦々麺」を抜けるのか。なお、これが登場したのは「ご当地インスタントラーメン食べ比べ! 第9回は激辛王決定戦(その2)」( https://www.bcnretail.com/market/detail/20240202_398337.html )。長崎中華 激辛汁なし坦々麺のポイント
ひと口目の刺激度 ★★★★★
じんわりくる辛さ ★★★★★
スパイスの複雑さ ★★★★★
旨みとのバランス ★★★☆☆
合計 18点
このまま独走するかと思いきや、ラストの一杯、なまはげ激辛醤油らーめんに追い抜かれるという劇的な展開。というわけで、第一回激辛王は秋田県のなまはげ激辛醤油らーめんとなった。今後、このラーメンには激辛王のチャンピンとして君臨してもらい、まだ見ぬ全国の激辛ご当地ラーメンと王座をかけて対決させていきたい。(エフェクト・山葉のぶゆき)