神戸では、餃子を味噌ダレで食すというのを知って驚いたのだけれど、京都には焼肉を洗って食すという文化があると聞いて、これもまた面白いなと思った。
もみだれで味付けして焼いた肉を、出汁のようなつけたれで“洗って”食べるのだ。つけたれは、「洗いだれ」とよばれ、店によって味わいは異なるのだとか。
こんな独自の焼肉文化を生んだのは、京都・祇園に本店を構える1965年創業の『焼肉の名門 天壇(てんだん)』。店でも当然このスタイルを提供しているのだけれど、今回は自宅でも楽しめる焼肉セットをご紹介したい。
日本三大和牛のひとつ、近江牛の「ロース」と「カルビ」を食べ比べることができる贅沢仕様。まずはそれぞれの専用のもみだれに、しっかり絡める。程よく焼けたら、黄金色に輝くつけだれにくぐらせていただこう。牛骨や鶏ガラの旨みが溶けだしたスープに、酢や砂糖などで調味したこだわりのつけだれで余分な脂が流され、軽やかな肉の旨みを味わうことができる。
牛肉の消費量が全国トップクラスの京都で愛されてきた味、ぜひお試しを。
関西の食雑誌「あまから手帖」公式通販サイト「あまからセレクション」にて販売中。
https://shop-amakara.com/store/ProductDetail.aspx?pcd=AT0305
※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。
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