イオンリテールは3月28日に、2021年に閉店した「白子ショッピングタウンサンズ」（三重県鈴鹿市）の跡地に、「そよら鈴鹿白子」をオープンする。「そよら」は同社が小商圏向けに展開する都市型ショッピングセンターで、三重県には初出店となる。

「白子ショッピングタウンサンズ」の跡地に誕生

　「そよら鈴鹿白子」は、鈴鹿市の玄関口として多くの会社員や学生が利用する、近鉄名古屋線「白子駅」から徒歩3分に立地し、近くには国道23号線や県道四日市楠鈴鹿線が通るほか、中勢バイパスが開通したことで交通の利便性が高まっている。また、隣接地では大型マンションの建設が進められるなど、将来も発展が見込まれる。
 
　核店舗となる「イオンスタイル鈴鹿白子」は、食・ヘルス＆ビューティーに加えて、カジュアル衣料とキッズ、ベビーといった購入頻度の高いジャンルに特化し、日々の生活に密着した店舗を目指す。

　1階では、「鈴鹿みどりの大地」や「雨ニモマケズ」「JA鈴鹿果菜彩」といった鈴鹿市近郊の農産物を展開するとともに、近郊で栽培された「今朝採れ」野菜や、産地から24時間以内に届く「シャキ直」野菜など新鮮な農産物を展開する。

　あわせて、地元である尾鷲漁港、奈屋浦漁港、和具漁港で採れた鮮魚を豊富に展開し、尾鷲漁港で販売当日に水揚げされた天然ぶりを提供する「朝獲れ 天然ぶり」や、尾鷲の良栄丸が三重県近海でのはえ縄漁で漁獲した「MSC認証 生びんちょうまぐろ」、三重県が生産量全国1位を誇る養殖マハタなどを取り揃える。また、肉質等級4等級以上・丁寧加工にこだわった「匠和牛」、赤身のうまみと柔らかさ・安全 安心にこだわった「タスマニアビーフ」などを豊富な部位で用意する。また、「さくらポーク」や「伊勢赤鶏」など地元銘柄肉も取り揃える。

　さらに、「とんてき」や「とんてき重」、亀山のB級グルメ「みそ焼きうどん」といった地元グルメに加えて、店内で1本1本丁寧に焼き上げた手作りの味わいの「だし巻き玉子」などのこだわり総菜を展開するほか、対面方式で提供する惣菜ショップ「リワードキッチン」、もちもち食感の生地を1枚ずつ丁寧に伸ばして高温短時間で焼き上げる「ピッツァソリデラ」、需要が拡大しつつある冷凍食品の提案型売り場、佃煮や田舎あられ、すずかかぶせ茶といった地元食材にこだわった売り場を展開する。

　なお、「イオンスタイル鈴鹿白子」のオープンに合わせて、かつて鈴鹿市の「清水清三郎商店」が発売した、イオンオリジナルデザインボトル「鈴鹿川S」2種をリニューアル発売するとともに、「清水清三郎商店」と「伊勢角屋麦酒」およびイオンリテールのコラボによる東海エリアの「イオン」限定オリジナルクラフトビール「三段仕込み大吟醸 SAKEKASU IPA ZAKU」が発売される。

　そのほか1階には、「花と緑がある暮らし」を提案するイオンのお花専門店「ルポゼ・フルール」も出店する。
 

　2階には、暮らしの品、化粧品、医薬品、ベビー用品といった日々の生活に必要なものをスムーズに買えるよう、、購入頻度・利用頻度の高い商品を選りすぐって展開するとともに、デイリーカジュアル（レディス・メンズ）、服飾雑貨、インナーウエア、キッズ関連商品も取り揃える。

　そのほか、焼き菓子専門店「Buttery（バタリー）」、「スガキヤ」およびたこ焼き販売の「たこ寿」、ライフスタイル提案型100円ショップ「CanDo」、親子で楽しめるアミューズメント施設「NICOPA」、学力（認知能力）とやり抜く力（非認知能力）の両方を伸ばす「学研スクエア」など、多彩な専門店も出店を予定している。
 
　営業時間は、「イオンスタイル鈴鹿白子」の1階が8～22時、2階が9～21時、イオン薬局が9～20時、専門店が10～21時。なお、一部営業時間が異なる売り場・専門店もある。