エレコムは2月21日、3月1日付で柴田幸生代表取締役社長執行役員（COO）が取締役共同社長に、石見浩一副社長執行役員が共同社長執行役員（COO）に異動する人事を発表した。

 

BtoBと海外での事業展開を加速

　3月1日付の新体制は6月に開催予定の定時株主総会までで、6月以降は柴田取締役共同社長は退任して特別顧問に、石見共同社長執行役員（COO）は代表取締役社長執行役員（COO）に就任する予定。

　今回の異動の理由は、BtoCだけでなく成長のポテンシャルが見込まれるBtoBや海外での事業展開を加速させるため、同領域に強みと経験実績を持つ石見氏を共同社長執行役員とした。

　また、競合との厳しい競争が見込まれる中、エレコムグループが持続的に成長し続け、企業価値の向上を実現するために、価値ある製品・サービスを拡充するとともに、ビジネスモデルの進化、また販路の強化・拡大を進めて成長基盤となる企画・開発力を高めていく必要があるという。

　新任の石見共同社長執行役員（COO）は、あいさつの中で「BtoCではデザイン家電を中心とした製品ラインアップの拡大、BtoBでは業界ごとのトレンドに応じたソリューションの提供、ECではECプラットフォームでの販売拡大とダイレクト販売の促進、海外では特に米国、欧州、東アジアでの展開、そしてヘルスケア事業の拡大を新しい陣容のもと、今後のさらなる成長に向けて邁進する所存です」と語っている。

■石見 浩一（いわみ こういち）
1967年1月10日生。92年イリノイ大学院 修了、93年4月味の素入社。2001年3月トランスコスモス入社、02年6月同社取締役、03年6月同社常務取締役、05年6月同社専務取締役、06年6月同社取締役副社長、20年6月同社代表取締役副社長、22年6月同社代表取締役共同社長、23年4月同社顧問（現任）。23年7月エレコム副社長執行役員（現任）、24年1月ELECOM KOREA CO.,LTD. 代表理事（現任）、ELECOM SINGAPORE PTE.LTD. Managing Director（現任）、ELECOM SALES HONGKONG LIMITED. Director（現任）、ELECOM（深せん）商貿有限公司 董事（現任）、24年2月groxi代表取締役社長（現任）