【いま注目のトレンドワード・357】 1月22日にXで「カエル館」がトレンド入りした。静岡県沼津市の水族館「あわしまマリンパーク」の閉園により、施設内にある「カエル館」がなくなることを多くの人が惜しんだため話題になったようだ。いったいなぜトレンド入りするほど話題を集めたのか、その理由について解説していこう。

「カエル館」が多くの人に惜しまれる理由とは？

　「あわしまマリンパーク」は静岡県沼津市の無人島に作られた水族館で、1984年に開業。以来多くの人に愛されてきた水族館だ。しかし今回公式Xで2024年2月12日での閉園を発表し、その理由に関して「老朽化した設備が日々の営業に耐えられなくなる日も近いため」と明かしている。

　今回トレンド入りした「カエル館」は、そんなあわしまマリンパーク内にある施設の一つ。日本最大級のカエル展示種数を誇る施設で、国内から世界まで50種類以上のカエルを常時展示している。希少なカエルも展示されており、あわしまマリンパークの大きな見所の1つとなっていた。

　そのため発表を受けてXでは、「あのガチすぎるカエル館がなくなるのは悲しいね」「種類が豊富で、何度行っても飽きない大好きな場所でした」といった声が続出。またカエル館はアニメ「ラブライブ！ サンシャイン!!」のキャラクター・松浦果南の実家のモデルになった、いわゆる“聖地巡礼スポット”。カエル館以外にもあわしまマリンパーク内のさまざまな場所が作中に登場しており、キャラクターのバースデーイベントを開催するなどコラボ企画も多数行われていた。

　あわしまマリンパークを訪れたことのある「ラブライブ」ファンは多いようで、「果南ちゃんの実家、なくなっちゃうのか」「沼津に聖地巡礼する時は必ず行っていた場所だから寂しい」と惜しむ声も多数あがっている。

　最終3日間はバースデーイベントも開催予定。2月12日まで残り日数は少ないが（2月7日はメンテナンスのため休園）、興味のある人は悔いの残らないよう足を運んでみてはどうだろう。（フリーライター・井原亘）

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている