【記者のひとこと】セキュリティは1丁目1番地

コラム

2024/01/26 10:00

 米Cisco Systems(シスコシステムズ)の日本法人は1月16日、都内でセキュリティイベント「Cisco Security Summit-Tokyo」を開催しました。会場には、多くの人が訪れ、同社のセキュリティ事業に高い関心と期待が寄せられていることが分かりました。

 今回のイベントには、1月1日付で日本法人社長に就任した濱田義之氏が登壇し、セキュリティ事業について説明しました。さまざまな事業を展開するシスコですが、濱田社長は「セキュリティは1丁目1番地」と語り、特に注力していく姿勢を強調しました。

 イベントでは、シスコの最新セキュリティ製品や機能が紹介されました。印象的だったのが、生成AI機能を活用したアシスタント機能「Cisco AI Assistant for Security」です。ファイアウォールの設定に関するデモが行われましたが、複雑な作業が自動化されるのを見て、セキュリティ人材がいない企業を中心に利用が増えていくだろうなと感じました。

 セキュリティ業界では、シスコのように生成AI機能の提供を開始するベンダーが出てきています。各ベンダーがどのような機能やサービスを提供して、他社と差別化を図っていくのか注目していきたいと思います。(岩田晃久)

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米Cisco Systems日本法人、都内のイベントで注力方針を示す 濱田新社長「セキュリティは1丁目1番地」