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ホーロー製のケトルをストーブで使うのは実は危険! 老舗メーカーからの注意喚起が話題

時事ネタ

2023/12/12 18:00

【いま注目のトレンドワード・8】 寒い時期になると大活躍のホーロー製ケトルやポットが、実はストーブ使用禁止と最近ネット上で話題に。さらに卵焼き器での揚げ焼きも危険と注意喚起されている。なぜ話題になったのか詳しく見ていこう。

絶対ダメ! ホーロー製のケトルやポットはストーブ使用禁止
(画像はイメージ)

ホーロー製のケトルやポットはストーブで使用できません!

 話題になったきっかけは、創業75年を超える老舗ホーローメーカーの富士ホーローによる注意喚起。「ホーロー製のやかんやポット、ケトルはストーブで使用しないで」とX(旧Twitter)にて注意喚起をおこなったことで大きな注目を集めた。

 ホーロー製品をストーブの上で使用すると、ホーロー製ケトルに入っていた水は蒸発する。そのままストーブに乗せ続けると空焚きになってしまい、ひび割れや剥離の原因に。さらに空焚き状態のままで水を入れたりシンクに置いても、ひび割れや剥離が起こってしまうそう。ストーブの上で使用して水が噴きこぼれると、不完全燃焼状態となってしまい有毒ガスが発生する恐れもあるという。

 ストーブでの使用は本当に危険だと訴えたメーカーからの呼びかけに、SNS上では「まじか。普通にヤカン置いてたわ」「今まさに置いたところだった」などの声が続出。知らずにホーロー製品をストーブに置いていた人は多いようだ。

 危険な行為を知らずにおこなってしまうことは他にもあるようで、最近よく目にする「卵焼き器で揚げ焼きする」というアイデア調理法にも注意喚起がされていた。これは新潟に本社がある、1951年創業の調理用品メーカー・和平フレイズからの注意喚起。

 油の量が500g以下だと、温度が急上昇しやすく火災に繋がりやすくなってしまうそう。揚げ物をする際には、揚げ物OKと記載がある深さ5.5cm以上の深型フライパンを使用してほしいと呼びかけている。これには「ベーコン炒めてたらはねた油で火柱立った」など多くの人がヒヤッとした経験があるようだ。

 これから本格的な冬を迎える中、火事などは決して起こさないよう注意してほしい。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている