BCNではこのほど、共働き&子育て世帯の奥田芳恵社長と女性従業員3人による「ワーママ座談会」を開催しました。BCNの女性比率は、全従業員(役員除く)で39.3%となっています。夫との家事や子育ての分担が進む中、毎日の時短や作業負担を減らしてくれるマスト家電として「ロボット掃除機」と「ドラム式洗濯乾燥機(ドラム式洗乾)」、「食器洗い乾燥機(食洗機)」の3アイテムで盛り上がりました。育児と仕事の両立が求められる子育て世代の「新三種の神器」と言えそうです。
夫との家事分担が進んでいるようですが、ワーママ座談会で盛り上がった話題は、仕事と子育て、家事のうちの家事の手助けをしてくれる家電製品でした。
中でも役立つ家電製品の筆頭は、ドラム式洗濯乾燥機でした。洗濯物と洗剤を洗濯漕に入れて洗濯コースを選ぶまではいいのですが、洗濯終了後の干す作業は量も多いし、時間もかかります。
乾燥まで仕上げてくれるドラム式洗乾は、洗濯物を干して、取り入れる作業がなくなり、その間の時間を子どもとの時間に充てるなど有効活用できます。また、雨の日や寝ている間に運転するなど、天候や時間帯に左右されません。
最近では、洗剤を自動で投入してくれる機能やふんわりと仕上げてくれる乾燥機能を搭載するモデルもあるので、ドラム式洗乾の進化は今後も期待したいところです。
ただ、ドラム式洗乾の乾燥運転は時間がかかるので、乾燥力がより強くて短時間で終わるガス式乾燥機をおすすめする意見もありました。
この「清掃する前の準備問題」を解決するためのちょっとした“コツ”も示されました。「我が家ではロボット掃除機を“黒丸ちゃん”って呼んでいるのですが、子どもたちは黒丸ちゃんを動かしたいがために、自発的にリビングにあるものを片付けるようになりました。『お母さんに言われたからではなく、黒丸ちゃんのために片付ける』という意識ですね」。ロボット掃除機の導入で子どもたちの片付け習慣という副次的な効果も生まれたそうです。
ちなみに、ロボット掃除機のタイプは、「本体の掃除などメンテナンスする自信がなかったので、充電ドッグに戻って自動でゴミを回収してくれるタイプを購入しました」と、ゴミ回収までしてくれる上位モデルを使っているとのことです。
「マンションだと階段もなくバリアフリーでいい」とマンションこそロボット掃除機という意見もありましたが、「戸建てでも帰ってきたときに、リビングの床だけでもきれいになっていると気持ちいいです」と、戸建てでの利用もすすめていました。
ロボット掃除機については、床の障害物と同じ理由で、リビングの椅子を逆さにしてテーブルの上に載せるという問題もあります。椅子がそのままでも、椅子の脚の周りをある程度はきれいに掃除してくれますが、気になる人にとって椅子を上げる作業は負担に感じます。
この解決策としては、「椅子のひじ掛けがテーブルに引っ掛けられるタイプを使っています。椅子を少し持ち上げるだけで、テーブルにぶら下げられるのです」とのアドバイスに、驚いたりうなずきながら納得したりする表情も見られました。
最近では、レンタルで試してみて、気に入ったら購入できるサービスもあるので、まずはロボット掃除機を家で試してみるというのもありでしょう。
ただ、容量について不満の声も聞かれました。「マンションで浅型タイプの食洗機を後付けしたのですけど鍋やフライパンが入らなくて。戸建てに引っ越したときは迷わず深型を選択しました。食洗機でおすすめなのは、深型の省エネタイプです」。
欧州赴任で海外生活の経験がある人からは「欧州のキッチンでは大型の食洗機が標準搭載で、シンクはとても小さいんです。最初から手洗いをしない設計なので、食器だけでなく鍋やフライパンもそのまま食洗機に入れて洗います。この快適さを経験してしまったので、ぜひ国内でももっと大きい食洗機を安く、標準仕様で普及してほしいですね。フライパンや鍋こそ、洗い作業の負荷は大きいですから」という要望も。
座談会の結論としては、「食事の用意と洗濯をしないと生活がまわらないし、毎日のことだから食洗機と洗濯機には投資をした方がいいですね」ということでまとまりました。
布団乾燥機では、アタッチメントをつけて靴も乾かせるタイプがおすすめとの声も。「週末に子どもの上履き洗いを忘れていたときに、日曜日の夜に使えば1時間ぐらいで乾きます」。「上履きってなぜか忘れて日曜日の夜に洗うんですよ。地味に大変なので上履きを差して乾燥できるだけのタイプでも十分に便利です」。
「金曜日の雨は憂鬱。保育園で使っている敷布団のシーツや掛布団のカバー、バスタオルを持って帰るので、いつもより荷物が多い。加えて、傘を差しながらノートPCなど仕事用と子ども2人分の荷物、抱っこ紐の中の約10kgの2歳児。腕や肩は悲鳴を上げていますよ」と切実に訴えます。
「週末にシーツやカバー、バスタオルを洗って、月曜日は月曜日でそれらを持っていって保育園にある布団にシーツやカバーをセットする作業が発生するため、いつもより早めに支度しないといけないので本当に大変です」。
園が定めたルールには従わざるを得ませんが、自治体や園によりルールは異なります。「今は園によっては幼児用ベッドが使えて布団のシーツなどを持っていかなくてもいいところがあったり、おむつのサブスク(保育施設に紙おむつ・おしりふきが直接届く月額定額制のサービス)を導入している自治体・園もあったりします」。
他にもレンジフードのしつこい汚れやエアコンクリーニングなど、プロの清掃業者によるサービスを使っているという話や、レンジフードのフィルターを毎月交換してくれるサービスを利用することで、いつもレンジフードがキレイに保てるという話が出たりしました。
BCNで初めて開催した「ワーママ座談会」。家事を軽減してくれる家電製品やサービスの利用におけるさまざまなアイデアや工夫が話題に出て、新しい発見もありました。みなさんの会社でも「ワーママ座談会」、開催してみてはいかがでしょうか。
天候や時間帯に左右されない「ドラム式洗濯乾燥機」
最初に「ワーママ座談会」参加者の所属部署とお子さんのプロフィールを紹介しましょう。BCNの奥田社長は保育園3歳児クラスの長女、ITビジネスメディア「週刊BCN/週刊BCN+」記者のA.Hさんは中学1年生の長女、小学5年生の長男、小学2年生の次男、コンシューマオンラインメディア「BCN+R」記者のF.Sさんは小学3年生の長女、コンシューマ営業部のY.Kさんは保育園5歳クラスの長女、保育園1歳クラスの長男というプロフィールになります。夫との家事分担が進んでいるようですが、ワーママ座談会で盛り上がった話題は、仕事と子育て、家事のうちの家事の手助けをしてくれる家電製品でした。
中でも役立つ家電製品の筆頭は、ドラム式洗濯乾燥機でした。洗濯物と洗剤を洗濯漕に入れて洗濯コースを選ぶまではいいのですが、洗濯終了後の干す作業は量も多いし、時間もかかります。
乾燥まで仕上げてくれるドラム式洗乾は、洗濯物を干して、取り入れる作業がなくなり、その間の時間を子どもとの時間に充てるなど有効活用できます。また、雨の日や寝ている間に運転するなど、天候や時間帯に左右されません。
最近では、洗剤を自動で投入してくれる機能やふんわりと仕上げてくれる乾燥機能を搭載するモデルもあるので、ドラム式洗乾の進化は今後も期待したいところです。
ただ、ドラム式洗乾の乾燥運転は時間がかかるので、乾燥力がより強くて短時間で終わるガス式乾燥機をおすすめする意見もありました。
ロボット掃除機は「運転する前の準備問題」で賛否
次に上がったのが自動で床を掃除してくれるロボット掃除機ですが、「ロボット掃除機を運転するために床にある障害物をどかさないといけないのが面倒です」という厳しい意見も出ました。「試しに安価なタイプを買ってみたものの、まず床を片付けなくてはいけないことで、結局使わなくなってしまった」そうです。この「清掃する前の準備問題」を解決するためのちょっとした“コツ”も示されました。「我が家ではロボット掃除機を“黒丸ちゃん”って呼んでいるのですが、子どもたちは黒丸ちゃんを動かしたいがために、自発的にリビングにあるものを片付けるようになりました。『お母さんに言われたからではなく、黒丸ちゃんのために片付ける』という意識ですね」。ロボット掃除機の導入で子どもたちの片付け習慣という副次的な効果も生まれたそうです。
ちなみに、ロボット掃除機のタイプは、「本体の掃除などメンテナンスする自信がなかったので、充電ドッグに戻って自動でゴミを回収してくれるタイプを購入しました」と、ゴミ回収までしてくれる上位モデルを使っているとのことです。
「マンションだと階段もなくバリアフリーでいい」とマンションこそロボット掃除機という意見もありましたが、「戸建てでも帰ってきたときに、リビングの床だけでもきれいになっていると気持ちいいです」と、戸建てでの利用もすすめていました。
ロボット掃除機については、床の障害物と同じ理由で、リビングの椅子を逆さにしてテーブルの上に載せるという問題もあります。椅子がそのままでも、椅子の脚の周りをある程度はきれいに掃除してくれますが、気になる人にとって椅子を上げる作業は負担に感じます。
この解決策としては、「椅子のひじ掛けがテーブルに引っ掛けられるタイプを使っています。椅子を少し持ち上げるだけで、テーブルにぶら下げられるのです」とのアドバイスに、驚いたりうなずきながら納得したりする表情も見られました。
最近では、レンタルで試してみて、気に入ったら購入できるサービスもあるので、まずはロボット掃除機を家で試してみるというのもありでしょう。
食後の食器洗いは食洗機にお任せ
家族の食後の食器洗いも負担に感じる家事の一つです。そこで役立つのが食器洗い乾燥機です。特に最近の食洗機でほしいタイプとして挙がったのが、食器の出し入れが楽なフロントオープンタイプ。「海外メーカー製にしかなかったフロントオープンの食洗機が国内メーカーからも発売されるようになった」と話題になりました。ただ、容量について不満の声も聞かれました。「マンションで浅型タイプの食洗機を後付けしたのですけど鍋やフライパンが入らなくて。戸建てに引っ越したときは迷わず深型を選択しました。食洗機でおすすめなのは、深型の省エネタイプです」。
欧州赴任で海外生活の経験がある人からは「欧州のキッチンでは大型の食洗機が標準搭載で、シンクはとても小さいんです。最初から手洗いをしない設計なので、食器だけでなく鍋やフライパンもそのまま食洗機に入れて洗います。この快適さを経験してしまったので、ぜひ国内でももっと大きい食洗機を安く、標準仕様で普及してほしいですね。フライパンや鍋こそ、洗い作業の負荷は大きいですから」という要望も。
座談会の結論としては、「食事の用意と洗濯をしないと生活がまわらないし、毎日のことだから食洗機と洗濯機には投資をした方がいいですね」ということでまとまりました。
自動シャッターや布団乾燥機も便利
他に、戸建ての電動シャッターの便利さについても話題に上りました。夫婦共働きで在宅勤務でない日は留守になるので、シャッターを閉めてから外出するためリモコンを押すだけで開け閉めできる電動式のほうが便利とのことです。布団乾燥機では、アタッチメントをつけて靴も乾かせるタイプがおすすめとの声も。「週末に子どもの上履き洗いを忘れていたときに、日曜日の夜に使えば1時間ぐらいで乾きます」。「上履きってなぜか忘れて日曜日の夜に洗うんですよ。地味に大変なので上履きを差して乾燥できるだけのタイプでも十分に便利です」。
どうして「金曜日の雨」って多いんでしょう
ところで、ワーママにとっての「あるある話」では「金曜日の雨って、なんであんなに多いんだろう」という内容で盛り上がりました。「金曜日の雨は憂鬱。保育園で使っている敷布団のシーツや掛布団のカバー、バスタオルを持って帰るので、いつもより荷物が多い。加えて、傘を差しながらノートPCなど仕事用と子ども2人分の荷物、抱っこ紐の中の約10kgの2歳児。腕や肩は悲鳴を上げていますよ」と切実に訴えます。
「週末にシーツやカバー、バスタオルを洗って、月曜日は月曜日でそれらを持っていって保育園にある布団にシーツやカバーをセットする作業が発生するため、いつもより早めに支度しないといけないので本当に大変です」。
園が定めたルールには従わざるを得ませんが、自治体や園によりルールは異なります。「今は園によっては幼児用ベッドが使えて布団のシーツなどを持っていかなくてもいいところがあったり、おむつのサブスク(保育施設に紙おむつ・おしりふきが直接届く月額定額制のサービス)を導入している自治体・園もあったりします」。
他にもレンジフードのしつこい汚れやエアコンクリーニングなど、プロの清掃業者によるサービスを使っているという話や、レンジフードのフィルターを毎月交換してくれるサービスを利用することで、いつもレンジフードがキレイに保てるという話が出たりしました。
BCNで初めて開催した「ワーママ座談会」。家事を軽減してくれる家電製品やサービスの利用におけるさまざまなアイデアや工夫が話題に出て、新しい発見もありました。みなさんの会社でも「ワーママ座談会」、開催してみてはいかがでしょうか。