【記者のひとこと】構造改革で成長

コラム

2023/12/12 10:00

 内田洋行の業績が好調に推移しています。週刊BCNの取材に応じた同社の大久保昇社長は、成長要因の一つとして、力を入れてきた社内の構造改革を挙げました。

 大久保社長は、事業部の枠を超えたリソースの共有を図った結果、GIGAスクール構想のような突発的な需要にも応えられる柔軟な組織体制になっていると説明。直近では「セグメントを越えたノウハウの共有をさらに進め、提供できる価値を最大化している」と訴えました。

 今後、力を入れるのは、「人」と「データ」の価値を最大化すること。少子化による労働人口の減少を見据えて、顧客の生産性の向上を支援する方針です。ITだけではなく、教育分野やオフィス構築に強みを持つ同社として、児童・生徒や従業員が活躍できる環境の構築には、より一層、熱が入りそうです。(大畑直悠)

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【KeyPerson】データ活用を支援し、社会に貢献 内田洋行 代表取締役社長 大久保 昇