SMB（中堅・中小企業）のセキュリティ強化の重要性は以前から叫ばれていましたが、サプライチェーン攻撃の拡大により、これまで以上に取り組まなければならない状況となっています。ただ、SMBのセキュリティ強化を図るにしても、人材や予算不足、まだ十分とは言えないセキュリティへの意識など、解決しなければならないさまざまな課題があり、サイバー攻撃が拡大するスピードと比べると遅れている現状があります。

　ソニックウォール・ジャパンは、主力のUTM（統合脅威管理）製品を中心としながら、SMBを主要な顧客として事業を展開しています。6月に社長に就任した北川剛氏は、強みであるUTMに加え、エンドポイントセキュリティ製品などの利用も促進し、統合管理によるセキュリティ強化の重要性を訴求していく考えです。

　統合管理のアプローチを提案するセキュリティベンダーは増えていますが、主力製品以外の製品の販売に苦戦しているケースが多い印象を受けています。北川社長が、そういった課題をどのように解決していくのか注目したいと思います。（岩田晃久）

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ソニックウォール・ジャパン 代表取締役社長 北川 剛 SMBから日本をセキュアに