一般社団法人日本ネーミング協会主催の日本ネーミング大賞 2023で、タイガー魔法瓶が「日本ネーミング大賞 レジェンド賞」を受賞した。1923年の創業以来100年にわたって親しまれているというのが受賞の理由だ。
2023年は第4回目となり、最高位の日本ネーミング大賞以外に優秀賞やルーキー賞、地域ソウルブランド賞もある。12月5日に掲載した「初音ミク」は、まさに最高位となる日本ネーミング大賞を受賞したものだ。
タイガー魔法瓶が受賞したレジェンド賞は特設賞で、同賞はほかに青春18きっぷ、地球の歩き方、チーかま、ごはんですよ! と、誰もが知っているネーミングが連なっている。
タイガー魔法瓶の選考理由は虎印魔法瓶の発売から100年にわたり、温かい飲み物、冷たい飲み物で人々の生活においしさや心地よさを提供してきたというもの。
前述のとおり、タイガー魔法瓶は1923年2月3日に虎印魔法瓶製造卸菊池製作所として創業し、虎印の魔法瓶の製造・販売を開始した。社名をタイガー魔法瓶に改称したのは30年後の1953年だった。
初期の魔法瓶業界では本体がガラス製で壊れやすいというイメージがあったという。これを払拭するため、商品名には強い動物の名前を使用する例が多かった。虎はアジア特産の動物で強いイメージがあり、創業者の父の誕生年が寅年だったことがネーミングの由来となっている。
創業年に発生した関東大震災では、商店内に保管されていた他社の魔法瓶の大部分は破損してしまったが、虎印魔法瓶の100本はすべて無傷だったという。この出来事はすぐに広まり、注文が殺到。3年後には虎印魔法瓶が東京市場の85%を占めるにいたったという話もある。
同社では受賞に対して、これから先の100年も自社の製品やサービスの価値を伝え、多くの人に愛される製品づくりを目指していくとのコメントを発表している。
タイガー魔法瓶のタイガーは強い動物のイメージからインスパイア
日本ネーミング大賞は、日本国内で販売または提供されている商標登録済みの商品名やサービス名、社名などを公募し、主にPRや広告宣伝分野の審査員によって決定されるアワードだ。2023年は第4回目となり、最高位の日本ネーミング大賞以外に優秀賞やルーキー賞、地域ソウルブランド賞もある。12月5日に掲載した「初音ミク」は、まさに最高位となる日本ネーミング大賞を受賞したものだ。
タイガー魔法瓶が受賞したレジェンド賞は特設賞で、同賞はほかに青春18きっぷ、地球の歩き方、チーかま、ごはんですよ! と、誰もが知っているネーミングが連なっている。
タイガー魔法瓶の選考理由は虎印魔法瓶の発売から100年にわたり、温かい飲み物、冷たい飲み物で人々の生活においしさや心地よさを提供してきたというもの。
前述のとおり、タイガー魔法瓶は1923年2月3日に虎印魔法瓶製造卸菊池製作所として創業し、虎印の魔法瓶の製造・販売を開始した。社名をタイガー魔法瓶に改称したのは30年後の1953年だった。
初期の魔法瓶業界では本体がガラス製で壊れやすいというイメージがあったという。これを払拭するため、商品名には強い動物の名前を使用する例が多かった。虎はアジア特産の動物で強いイメージがあり、創業者の父の誕生年が寅年だったことがネーミングの由来となっている。
創業年に発生した関東大震災では、商店内に保管されていた他社の魔法瓶の大部分は破損してしまったが、虎印魔法瓶の100本はすべて無傷だったという。この出来事はすぐに広まり、注文が殺到。3年後には虎印魔法瓶が東京市場の85%を占めるにいたったという話もある。
同社では受賞に対して、これから先の100年も自社の製品やサービスの価値を伝え、多くの人に愛される製品づくりを目指していくとのコメントを発表している。