神戸、北野にある『キュイジーヌ・フランコ・ジャポネーズ Matsushima（マツシマ）』といえば、人気店が並ぶこの地で不動の地位を築いている名店だ。松島朋宣シェフの、日本の風土や季節の食材をフランス料理に落とし込んだ独創的なコースを楽しみに通う常連は多い。


この店の隠れた名物が、「テリーヌ デュ ショコラ」。2002年のオープン当初、デザートとして提供していたが、「持ち帰りたい」というお客の要望が多かったことから、お土産用にも販売されるようになった。

「このテリーヌのレシピは、もともとうちの“ボス”が考えたものなんです」と笑顔の松島さん。ボスとは、信頼する元フレンチ料理人の奥様のこと。その奥様が、材料を厳選し、シェフの厳しい味見を受けつつ、ご夫婦で完成させたのが、こちらというわけだ。

冷凍状態で届くが、常温に戻して食べてこそ、理想的な口溶けと芳醇な香りが広がるのだとか。舌の上で溶けていく濃厚なチョコレートをゆっくりゆっくり味わうのが、なんとも幸せ。

おいしい塩や、黒コショウを添えて、赤ワインと合わせる大人の楽しみ方も。

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