ピエトロは、新たな製造工場「Pietro Factory Park（ピエトロファクトリーパーク）」（福岡県古賀市）を2025年秋にオープンする。

体験型施設や設備を計画

　Pietro Factory Parkは、ピエトロのものづくりがある場所「Factory（ファクトリー）」、ピエトロと、顧客や地域がつながる場所「Park（パーク）」として、工場だけでなく人が集い、おいしく、楽しい時を過ごせる場所を目指している。来場者にピエトロのファンになってもらうとともに、古賀市に在住する人が誇りと思うことに加え、顧客・地域住民・同施設で働く従業員が「つながる」場所にしていく。

　敷地内の緑地はパブリックスペースとし、誰でも気軽に立ち寄れるようにする。また、同緑地を活用したさまざまなイベントの開催も計画している。

　さらに、ピエトロ創業の歴史や想い、味づくりのこだわりを知ることが可能な「工場見学コース」を設置するほか、ピエトロの始まりを体験できる「ピエトロレストラン」を併設し、食育イベントや料理教室などの場としても活用するとともに、テイクアウトのみの利用も可能にする。また、ピエトロの全商品をラインアップしたショップを展開し、出来たてドレッシングを販売するほか、ここでしか買えない限定商品の販売も予定している。
 
　工場建屋の屋根にはソーラーパネルを設置し、太陽光による自家発電を行うとともに、井戸水を飲料水や生産活動で使用する有効利用システムも導入を予定する。地産地消の取り組みも含め、九州地方の再エネ由来の電気を使用して、25年度までに100％再生可能エネルギーで稼働する工場を目指す。