Amazon調べ、消費者の7割が「商品パッケージのままでの配達」に抵抗感なし
Amazonはこのほど、オンラインショッピングと配送用梱包に関する意識調査の結果を発表した。Amazonがイギリスの調査会社OnePollに委託して実施した調査の結果によると、日本の消費者の7割以上(71%)が、オンラインで注文した商品の多くについて、配送用の梱包を省き、商品パッケージのままで配達されることに抵抗感がないことが明らかになった。日本でECを利用する人にとって、よりシンプルな梱包が受け入れられていることを示す調査結果となった。
一方で、生理用品といったパーソナルケア用品などは配送用の梱包での配達が望ましいとの結果になっている。
調査に参加した半数以上(53%)が、商品パッケージのままでの配達に関するメリットとして、「追加の梱包を処分・リサイクルする時間を省くことができる」と回答し、次に「梱包資材の削減につながる」(47%)が続いている。
Amazonは、さまざまなサイズや種類の梱包材を用いて、消費者に届ける商品それぞれに合った梱包を推進している。メーカー各社との協業や、フルフィルメントセンター(物流拠点)のオペレーション、配送プロセスの改良を重ねることで、より多くの商品が商品パッケージのままで送れるよう取り組みを進めている。
Amazonから発送されるベビー用の紙おむつや掃除用具、ペットボトル飲料など、すでにさまざまな商品を、商品パッケージのままで届けている。
Amazonでは、商品の保護と梱包の最小化を両立するため、機械学習などの技術を用いて商品群を分析し、商品パッケージのままで配送可能な商品を、慎重に選定している。
そして、対象となる商品は厳格な審査により、安全・確実に消費者に届けられることを確認している。なお、商品パッケージのままで配送される商品については、顧客自身で設定する必要はない。
Amazonは2015年から、グローバルで1出荷あたりの梱包重量を平均41%、梱包資材を200万トン以上削減した。また、2022年に全世界で出荷した商品のうち11%はAmazonの追加梱包を省いた形で配送している。
抵抗感ない商品は「洗剤」「トイレットペーパー」「文房具」など
調査は2023年10月、ECを利用する日本在住の18歳以上2000人を対象に、オンラインで実施した。調査の結果、日本の消費者が、商品パッケージのままで配達されることにとくに抵抗感がない商品は洗剤やトイレットペーパー、文房具などであることがわかった。一方で、生理用品といったパーソナルケア用品などは配送用の梱包での配達が望ましいとの結果になっている。
調査に参加した半数以上(53%)が、商品パッケージのままでの配達に関するメリットとして、「追加の梱包を処分・リサイクルする時間を省くことができる」と回答し、次に「梱包資材の削減につながる」(47%)が続いている。
Amazonは、さまざまなサイズや種類の梱包材を用いて、消費者に届ける商品それぞれに合った梱包を推進している。メーカー各社との協業や、フルフィルメントセンター(物流拠点)のオペレーション、配送プロセスの改良を重ねることで、より多くの商品が商品パッケージのままで送れるよう取り組みを進めている。
Amazonから発送されるベビー用の紙おむつや掃除用具、ペットボトル飲料など、すでにさまざまな商品を、商品パッケージのままで届けている。
梱包資材の削減や荷物の軽量化で温室効果ガスの排出削減に貢献
追加の梱包を省くことで、梱包資材の削減や余分な段ボール箱や紙袋を開封し、処分・リサイクルするための手間を減らすことができる。そして、荷物の軽量化にもつながり、配送にともなうパッケージあたりの温室効果ガスの排出量削減に貢献する。Amazonでは、商品の保護と梱包の最小化を両立するため、機械学習などの技術を用いて商品群を分析し、商品パッケージのままで配送可能な商品を、慎重に選定している。
そして、対象となる商品は厳格な審査により、安全・確実に消費者に届けられることを確認している。なお、商品パッケージのままで配送される商品については、顧客自身で設定する必要はない。
メディア商材はプライバシーの観点から梱包で配送
本などのメディア商材、コレクター向け商品や、消費者のプライバシーに関わる商品などは、これからもAmazonによる梱包で届ける。また、Amazonから配達された商品に問題があった場合は、カスタマーサービスに連絡することで、交換または返金をリクエストすることができる。Amazonは2015年から、グローバルで1出荷あたりの梱包重量を平均41%、梱包資材を200万トン以上削減した。また、2022年に全世界で出荷した商品のうち11%はAmazonの追加梱包を省いた形で配送している。