11月23日「なんば広場」がオープン、社会実験開始

暮らし

2023/11/22 11:00

 南海電気鉄道、高島屋、丸井、戎橋筋商店街振興組合、なんさん通り商店会で構成する「なんば広場マネジメント法人設立準備委員会」は、大阪市が事業主体となり官民が連携して整備を進めてきた「なんば広場」(大阪府大阪市)を供用開始し、11月23日から社会実験を実施する。

「なんば広場」における社会実験の実施イメージ

「大阪のおもてなし玄関口」がコンセプト

 社会実験では、「大阪のおもてなし玄関口」をコンセプトに、「なんば広場」を世界を惹きつける観光拠点「ミナミ」にふさわしい、「人中心」の歩行者空間へと生まれ変わらせる。

 具体的には、観光やショッピング、待ち合わせの際に気軽に利用できるベンチの設置や、四季折々の姿を見せるサクラやケヤキなどの植樹を行うことで、世界を惹きつけるミナミの回遊拠点として心地よい空間づくりを目指す。また、夜間は広場を照明で美しく彩ることによって、上質感・落ち着き感を感じさせる空間を形成する。

 さらに、ステージを設けたイベントなどで活用できる「利活用スペース」として賑わいを創出するとともに、「発信・回遊の拠点」としての空間を提供することで、なんばエリアにおける既存の魅力発信・エリアのブランド価値向上、新しい文化・プレイヤーの創出・応援、エリア全体の回遊性向上・経済効果の波及を目指す。
 
なんば広場周辺地図

 11月25日・26日には大阪活性化事業実行委員会の主催による「道頓堀リバーフェスティバル」、11月30日からは戎橋筋商店街振興組合の主催による「戎橋筋商店街体験博」、12月2日からは大阪・光の饗宴実行委員会の主催による「大阪・光の饗宴コアプログラム 御堂筋イルミネーション」およびMプロジェクト実行委員会の主催による「大阪光の饗宴エリアプログラム 大阪ミナミ光マッセ!」が開催予定。

 あわせて、清掃活動や警備員の配置・防犯カメラ設置といった防犯対策を実施するとともに、難波駅周辺で長らく課題であった放置自転車に対しては、周辺と一体的に対策を行うことによって誰もが安心して利用できる空間を目指す。なんさん通り(南北)の整備を含めた「なんば駅周辺における空間再編推進事業」の完了は、2025年3月下旬を予定している。
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