Tango Querido(タンゴケリード)は12月15日に、歌劇「ブエノスアイレスのマリア」を「座・高円寺2」(東京都杉並区)にて再演する。税込のチケット料金は、前売りが6600円、当日が7000円。
今回は、ピアソラの中にも脈々と受け継がれていた古典からのタンゴを熟知した、ミュージシャン/研究家が主軸となった当時の音楽チームが再結集し、劇場型コンサートとして「ブエノスアイレスのマリア」を再演する。
「ブエノスアイレスのマリア」は、1968年にスランプに陥っていたピアソラが詩人のオラシオ・フェレールと組んで発表し、スランプから見事に脱却したことで知られるオペリータ(小オペラ)。インストゥルメンタル3曲、歌と朗読入り12曲によって構成される組曲。
全編にわたって場末感と悲しみが空気を覆っているものの、救いのように光るピアソライズムが感じられる。また、非常に抽象的なストーリーながら世界的には未だに人気を保っている。
同作が日本であまり演奏されてこなかった理由としては、楽譜の入手困難、版権の問題に加えて、大編成ゆえに費用がかかることが挙げられる。今回のTango Queridoによる公演では、同作でドゥエンデを演じる西村秀人氏による新訳を投影するとともに、照明の効果を交えた劇場型コンサートとして行われる。
Tango Queridoは、「ブエノスアイレスのマリア」の魅力を広く伝えるとともに、将来的にはベートーヴェンの第九のように季節恒例のコンサートとして、多くの音楽ファンに親しんでもらえる演目に育てるべく、今回の再演を赤字覚悟で開催する。今回の上演資金の確保、および東京以外の場所での上演を実現するために、12月13日23時59分まで「CAMPFIRE」にてクラウドファンディングを実施している。
ピアソラとフェレールの金字塔を堪能する特別なクリスマスに
同社は2021年に、モダンタンゴの巨匠ピアソラが作曲した歌劇「ブエノスアイレスのマリア」を上演すべく発足しており、ピアソラの生誕100周年となる同年のクリスマスに日本ではじめて、「ブエノスアイレスのマリア」をオペラ形式で行っている。今回は、ピアソラの中にも脈々と受け継がれていた古典からのタンゴを熟知した、ミュージシャン/研究家が主軸となった当時の音楽チームが再結集し、劇場型コンサートとして「ブエノスアイレスのマリア」を再演する。
「ブエノスアイレスのマリア」は、1968年にスランプに陥っていたピアソラが詩人のオラシオ・フェレールと組んで発表し、スランプから見事に脱却したことで知られるオペリータ(小オペラ)。インストゥルメンタル3曲、歌と朗読入り12曲によって構成される組曲。
全編にわたって場末感と悲しみが空気を覆っているものの、救いのように光るピアソライズムが感じられる。また、非常に抽象的なストーリーながら世界的には未だに人気を保っている。
同作が日本であまり演奏されてこなかった理由としては、楽譜の入手困難、版権の問題に加えて、大編成ゆえに費用がかかることが挙げられる。今回のTango Queridoによる公演では、同作でドゥエンデを演じる西村秀人氏による新訳を投影するとともに、照明の効果を交えた劇場型コンサートとして行われる。
Tango Queridoは、「ブエノスアイレスのマリア」の魅力を広く伝えるとともに、将来的にはベートーヴェンの第九のように季節恒例のコンサートとして、多くの音楽ファンに親しんでもらえる演目に育てるべく、今回の再演を赤字覚悟で開催する。今回の上演資金の確保、および東京以外の場所での上演を実現するために、12月13日23時59分まで「CAMPFIRE」にてクラウドファンディングを実施している。