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近鉄ICOCAポイント還元サービス、2024年2月開始 回数券は一部を除き発売終了

販売戦略

2023/11/21 16:30

 近畿日本鉄道(近鉄)は2024年2月に、交通系電子マネー「ICOCA」での近鉄線利用者にポイントを付与する「近鉄ICOCAポイント還元サービス」を開始する。

「近鉄ICOCAポイント還元サービス」
2024年スタート

24年2月末で一部を除く回数乗車券の発売を終了

 事前に登録したICOCAで、生駒ケーブルと葛城山ロープウェイを除く近鉄線を1か月間に利用区間にかかわらず月11回以上利用すると、利用総額に対して10%分のポイントを付与する(定期券の区間内での乗車分は対象外)。対象のICOCAには、こどもICOCA、SMART ICOCA、KIPS ICOCA、モバイルICOCAなども含む。
 
事前登録やチャージに対応する
近鉄の定期券自動発売機(黒色)

 利用にあたっては、定期券自動発売機(黒色、定期券発売駅に設置)にて、手持ちのICOCAと名前、生年月日、電話番号の登録が必要。1カ月あたりの乗車分ポイントは翌月15日に付与し、同日から定期券自動発売機(黒色)で1ポイント1円として付与日から10円単位でチャージできる。なお、KIPS ICOCAでは、KIPSポイントも別途たまる。

 近鉄ICOCAポイント還元サービスで付与するポイントはチャージ期限があり、期限(付与月の3か月後の末日)までにチャージしなかった場合は失効する。

 同サービスの提供開始にあわせて、近鉄は、2024年2月29日をもって一部を除く回数乗車券の発売を終了する。発売終了となる券種は、普通回数乗車券、時差回数乗車券、土・休日割引回数乗車券(パールカード11・オフピークチケット・サンキューチケット)で、通学用割引回数乗車券、身体障がい者・知的障がい者・精神障がい者用割引回数乗車券、生駒鋼索線用回数乗車券は引き続き販売する。また発売終了後も、券面に記載されている有効期間中は回数券を使える。
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