奈良市にあるスペイン料理「アコルドゥ」に併設するカフェ「くもり時々アバロッツ。」の店内で、秋のとある日。
オーナーの川島宙(ひろし)さんと話をしているさなか、カウンター付近で一瞬キラリと目をかすめたのはシルバー色の缶。「奈良醸造」のものだ。
「奈良醸造」といえば、理論に基づく精緻な製法で定評のあるクラフトビールメーカー
早速、川島さんに伺えば、「全般的にクラフトビールは美味しいけれど、ちょっと重たく感じる」と、「奈良醸造」に打診し、ピルスナーでゴクゴク飲めるすっきりした味わいを作ってもらったそう。
飲ませていただくと、確かに、クラフトビールの濃い味わいは残しつつも、キレがよくてすっきりしている。旨い!
このビールに合うのは、意外にもモンブランとのこと。
「開店間もなくの時間帯に、ご夫婦のお客様がみえて、モンブランとこのビールを合わせて召し上がっていたんです。それを見て、あぁ、なるほどなって」
モンブランに使われている栗のデンプン質やビールの麦芽、甘みや酸味などの味覚も含め、諸々の構成要素をつき合わせてみればこのペアリングは成立する。と、川島さんは瞬時に把握されたようだ。
そういえば、某王手ビールメーカーが開発したクラフトビールも、みたらし団子と合わせるのがよいと勧めていたのを、何かのテレビ番組で見た気がする。
ビールとくれば、柿ピーや裂きイカしか思い浮かばない(それも美味しいけれど)、乏しい発想の自分には、モンブランとの組み合わせは衝撃的でしかなかったけれど、今や、スイーツにビールを合わせるのは、決してトリッキーなことではないのかもしれない。
モンブランとクラフトビールを交互に試しつつ、もしも、このビールはモンブランと合わせて開発しましたと言われても、なるほどと、すんなり受け入れられるくらい、クセになりそうな味わいで相性バツグンだ。
さて、そのクラフトビール。「くもり時々アバロッツ。」ではテイクアウト不可でイートインのみの販売。詳細は、関西の食雑誌「あまから手帖」11月号をご覧いただきたいが、掲載の銘柄は、すでに生産終了の期間限定商品につき、在庫が無くなり次第販売終了となる。
ただし、朗報が。
来年春頃にまた「奈良醸造」とのコラボビールを販売予定とのことなので、今回逃してもその機会にぜひ!
「くもり時々アバロッツ。」
住所/奈良県奈良市水門町70-1-3-1アコルドゥ内
※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。
オーナーの川島宙(ひろし)さんと話をしているさなか、カウンター付近で一瞬キラリと目をかすめたのはシルバー色の缶。「奈良醸造」のものだ。
「奈良醸造」といえば、理論に基づく精緻な製法で定評のあるクラフトビールメーカー
早速、川島さんに伺えば、「全般的にクラフトビールは美味しいけれど、ちょっと重たく感じる」と、「奈良醸造」に打診し、ピルスナーでゴクゴク飲めるすっきりした味わいを作ってもらったそう。
飲ませていただくと、確かに、クラフトビールの濃い味わいは残しつつも、キレがよくてすっきりしている。旨い!
このビールに合うのは、意外にもモンブランとのこと。
「開店間もなくの時間帯に、ご夫婦のお客様がみえて、モンブランとこのビールを合わせて召し上がっていたんです。それを見て、あぁ、なるほどなって」
モンブランに使われている栗のデンプン質やビールの麦芽、甘みや酸味などの味覚も含め、諸々の構成要素をつき合わせてみればこのペアリングは成立する。と、川島さんは瞬時に把握されたようだ。
そういえば、某王手ビールメーカーが開発したクラフトビールも、みたらし団子と合わせるのがよいと勧めていたのを、何かのテレビ番組で見た気がする。
ビールとくれば、柿ピーや裂きイカしか思い浮かばない(それも美味しいけれど)、乏しい発想の自分には、モンブランとの組み合わせは衝撃的でしかなかったけれど、今や、スイーツにビールを合わせるのは、決してトリッキーなことではないのかもしれない。
モンブランとクラフトビールを交互に試しつつ、もしも、このビールはモンブランと合わせて開発しましたと言われても、なるほどと、すんなり受け入れられるくらい、クセになりそうな味わいで相性バツグンだ。
さて、そのクラフトビール。「くもり時々アバロッツ。」ではテイクアウト不可でイートインのみの販売。詳細は、関西の食雑誌「あまから手帖」11月号をご覧いただきたいが、掲載の銘柄は、すでに生産終了の期間限定商品につき、在庫が無くなり次第販売終了となる。
ただし、朗報が。
来年春頃にまた「奈良醸造」とのコラボビールを販売予定とのことなので、今回逃してもその機会にぜひ!
「くもり時々アバロッツ。」
住所/奈良県奈良市水門町70-1-3-1アコルドゥ内
※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。