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パナソニックは暮らしを快適にする体感セミナー実施、節電ニーズに応える各製品のここがポイント!

 このところの電気代の上昇で、節電や省エネに対する消費者の意識は高まっている。家電製品は電力で動くため、特に大型家電製品では節電や省エネ機能が従来よりも重視されている。パナソニックはこのほど体感セミナーを開催し、自社製品の節電・省エネとなる機能を紹介した。

パナソニックが体感セミナーで
節電・省エネ機能を解説

8割が2022年よりも節電意識が高まったと回答

 パナソニックが2023年9月に実施したアンケート調査によると、2022年よりも夏の期間の電気代が上がったと回答したのは約5人中3人となる64.2%。全回答者の4人に1人はとても上がったと回答した。同調査では全体の80.2%が22年と比べて節電意識が高まったと回答し、節約への関心が高まった人は82.2%に達している。

 この結果を見ても分かるとおり、電気代が22年よりも上がったと実感する人は多く、電気代高騰もあって節電意識は従来よりも間違いなく高くなっているといえるだろう。
 
パナソニックが実施したアンケート調査では
全体の6割以上が「電気代が上がった」と回答

 パナソニックは、このような消費者の節電ニーズに対応する機能を各製品で搭載している。体感セミナーでは大型家電製品の代表のエアコン、洗濯機、冷蔵庫の実機を使って、同社独自の節電・省エネ機能を説明した。

「エオリアAI」が室内環境を見張ってエアコン運転を最適化

 パナソニックの「エオリア LXシリーズ」は、家庭用ルームエアコンでは唯一となる2022年度省エネ大賞を受賞。省エネについて折り紙付きのエアコンだ。上位モデルのLXとX、住設用のHXなどの各シリーズには、各種のセンサーを搭載した「エオリアAI」と「フィルター自動おそうじ」などの節電機能を搭載している。

 センサーが検知するのは人の居場所や活動量、温冷感に加え、家具の位置と間取り、人の在・不在、日射、住宅の環境、室温と外気温。これらをセンサーが見張り、AI技術を使って季節や住宅、生活パターンに合わせて最適な運転を行うという。

 例を挙げると、室内に人がいない状態を検知すると自動で出力を弱めた運転を行い、人が戻ったことを検知すると元の運転に自動で戻る。不在の状態が約3時間続くと自動で運転をオフ。人の在・不在に合わせて自動で運転を切り替えるので、ムダな電力を抑制して節電を実現する。
 
センサーと連動したエオリアAIは
快適さと節電を兼ね備えた機能

 晴れの天気で室内に入る日射が強い場合は自動で暖房を弱運転にし、暖め過ぎを抑えたひかえめ運転で電力消費量も抑える。

 ユーザーの感覚や室内の状況に応じて、節電運転を優先する「AI快適エコナビ」と快適さを優先する「AI快適」の二つのモードからどちらかを選べるのも便利だ。

 エアコンに内蔵されているエアフィルターも実は省エネに大きく関係している。ホコリで目詰りしたフィルターを使っていると、室内の空気が取り入れにくくなり、風量も低下。つまり運転効率が悪くなり、パワーをアップして補おうとするため、電力の消費量が増えるのだ。
 
掃除せずに目詰りしたフィルター(右部分)
では送風に支障が生じる

 フィルター自動おそうじ機能は、合算で24時間以上運転した後、自動でフィルターを掃除する機能。この機能により、暖房時は約25%のムダな電力消費をカット。キレイな風を送るとともに省エネにもしっかり役立つ機能だ。

 また、同社の「エオリア アプリ」は電気代を見える化し、毎月の電気代を確認できる。前年との電気代の比較や1週間分の運転内容なども分かり、運転オフ後に電気代をスマホに通知する機能も搭載。エアコンの節電に役立つアプリとなっている。
 
「エオリアアプリ」で電気代を見える化

ドラム式洗濯乾燥機は独自のトップユニット方式を採用

 05年に世界で初めて洗濯乾燥機にヒートポンプを採用したパナソニックが、10年から採用しているのが同社独自のヒートポンプをドラム槽上部に配置したトップユニット方式。ドラム式洗濯乾燥機での省エネポイントは、この独自のトップユニット方式だ。

 ドラム式洗濯乾燥機で衣類を乾燥させるとき、ヒーター式は内蔵ヒーターの熱で衣類を乾かし、ヒートポンプ式は熱交換器を使って除湿で乾燥させる。ヒーター式は電力でヒーターの温度を上げるため、ヒートポンプ式の方が省エネなのである。
 
ヒーター式と比べてヒートポンプ式は
電気代を抑えられる

 パナソニックのトップユニット方式は槽内を循環する風の通り道が短く、乾燥効率や湿った空気から水分を取り除く除湿効率もアップするため、省エネを実現しているのだ。
 
本体上部に配置されたヒートポンプユニット

7種類のセンサーによる省エネ運転を実現する冷蔵庫のAIエコナビ

 冷蔵庫はエアコンや洗濯機と異なり、一度通電したら運転をオフにすることはまずない。節電のためにドアの開閉頻度をなるべく減らしたり、収納する食材などの位置や入れ方を工夫したりすることは可能だが、できることに限りはあり、手間もかかる。
 
冷蔵庫でも実機を使って節電ポイントを説明

 パナソニックの冷蔵庫は、省エネ機能のエコナビをさらに進化させた「AIエコナビ」を搭載。普段どおりの使い方をしていても冷蔵庫が自動で節電をアシストする。

 AIエコナビは内蔵された各センサーが庫内や室内の状況を監視し、検知した状況を多角的に判断して省エネ運転を行う機能だ。

 内蔵センサーは7種類。「収納量センサー」は、冷蔵室内のおおよその収納量やその変化を検知する。「室温センサー」は室内の温度を調べ、「開閉センサー」はドアの開閉頻度と開閉時間を検知。「庫内温度センサー」は庫内の温度を調べて、「湿度センサー」は庫内の湿度を測定する。野菜室には「野菜室湿度センサー」を搭載し、室内の明るさを調べる「照度センサー」は就寝か否かを検知する。
 
外からは見えないが、
7種類ものセンサーで省エネ運転を行う

 収納量センサーは冷蔵室内に配置されたLEDが庫内を照らし、収納量の増減で変わる照度を検知しておおよその収納量を判断する。その収納量によって、収納量が多いときはしっかり庫内を冷やし、収納量が少ない場合は自動で省エネ運転にする仕組みだ。
 
庫内左側のLEDが点灯し、
おおよその収納量を検知する

 冷蔵庫で節電を進めようと思ったら、通常は収納量や季節、日中や夜間などの状況に合わせてユーザーが自分で設定をこまめに変更しなければならないが、AIエコナビは冷蔵庫任せで節電を実現でき、省エネになる機能だ。

 また、冷蔵庫の専用アプリである「Cool Pantry」とスマホを連携すると、ユーザーが自宅から離れて外出したことを検知して運転が節電モードになる「お留守番モード」や、外気温の低い冬は庫内の冷えすぎを抑える「冬季省エネ運転」なども行えるようになる。
 
アプリと連携すれば外出時の節電運転や
冬季の省エネ運転も手間なしで設定可能

 電気代の高騰で誰もが節電や省エネを強く意識するようになった。しかし、ユーザーが自ら節電に取り組もうとすると、その分手間や時間を費やさなくてはならない。パナソニックは普段どおりの使い方で省エネを実現できる機能を各製品に搭載しており、それは同社のホームページに掲載されている「頑張らなくても、省エネできる。」というコピーをまさに体現しているといえるだろう。
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