国立感染症研究所が10月27日に更新したインフルエンザの流行マップによると、2023年第42週（10月16～22日）の患者報告数は8万1160人と8万人を超える結果となった。前週（10月9～15日）は5万4709人だった。定点当たりの報告数は16.41（前週は11.07）となった。

46都道府県で前週よりも増加

　都道府県別での定点当たり報告数は、愛媛県（39.90）、千葉県（29.39）、埼玉県（28.41）、福島県（27.09）、兵庫県（23.36）、神奈川県（22.47）、東京都（21.74）、静岡県（20.38）、大分県（19.33）、山口県（19.09）、茨城県（18.70）、山梨県（18.34）、沖縄県（18.28）、高知県（17.07）の順。46都道府県で前週の報告数よりも増加し、1都道府県で前週の報告数よりも減少した。
   
　10月27日発行の「東京都インフルエンザ情報」では10月16～22日の期間、インフルエンザ定点医療機関からの患者報告数は9044人と前週（6733人）よりも2300人以上の増加、定点当たり21.74と前週（16.19／定点）よりも増えた。定点当たりの患者報告数は、21保健所管内で注意報レベル10.00、5保健所管内で警報レベル30.00を上回った。