大阪府には、実に数多くの商店街がある。また「日本一長い」とされている商店街も大阪府にあるのだ。そこで、大阪府にある、おすすめの商店街を五つ紹介する。後半では、商店街の楽しみ方もレクチャーしていくので、ぜひ参考にしてほしい。

大阪はどこもかしこも商店街!?

　大阪への旅行を「食い倒れツアー」と表現することがある。大阪は「天下の台所」と表現されるように、グルメの街として知られているためだ。大阪がこのようにいわれるのは、多くの商店街があることも要因だろう。
 
　大阪府には約950もの商店街があり、それぞれに独自の魅力がある。いずれの商店街も、観光客だけでなく、地元の人にも愛されているそうだ。
大阪府でおすすめの商店街は？ 　では、約950もの商店街の中から全国的にも有名な五つの商店街を紹介していく。ただ歩くだけでもワクワクする商店街ばかりなので、ぜひチェックしてほしい。
 

天神橋筋商店街

　「天神橋筋商店街」は、日本一距離が長い商店街として知られている。全長は約2.6kmあり、これは地下鉄の駅でいえば2区画相当の距離だ。さらに驚くべきは、600店舗もの店が軒を連ねている点だ。

　もちろんグルメも充実しており、店で味わうのはもちろんのこと、テイクアウトで食べ歩きを楽しむにもうってつけだ。

心斎橋筋商店街

　「心斎橋筋商店街」は、若年層が集まる商店街として人気のスポットだ。飲食店もさることながら、何といってもファッションブランドが数多く軒を連ねていることが理由だろう。若者に人気なファストファッションブランドが多く、土日・祝日には約12万人もの買い物客が訪れるスポットだ。

千日前商店街

　難波駅にほど近い「千日前商店街」は「粉もん」の激戦区として知られるスポット。大阪といえばお好み焼きやたこ焼きなど、粉ものの料理が人気。そんな大阪で激戦区とされるからには、かなりのクオリティが期待できるだろう。大阪で食い倒れツアーをするならば、欠かせないスポットだ。
黒門市場 　「黒門市場」は、天下の台所と称される大阪の中でも、さらに「大阪の台所」と呼ばれている商店街だ。グルメが充実していることは、もはや説明不要。特筆すべきは、飲食店で働く料理人も、黒門市場で食材を仕入れている点である。

　店で取り扱う食材を、市場でそのまま食べられるとあっては、グルメ通なら行かない手はないだろう。

戎橋筋商店街

　「戎橋筋商店街」は、大阪中のあらゆる老舗・有名店が集まる商店街とされている。350mほどの間に、100店舗以上が軒を連ねており、多くが地元の人にとってなじみ深い、老舗・有名店だ。長きに渡って受け継がれてきた物や食に触れるならば、ぜひ訪れてみたいスポットだろう。

商店街の楽しみ方

　商店街の楽しみ方は、人によってそれぞれだろう。しかし、普段はあまり商店街で買い物をしないという人にとって、多種多様なジャンルの店が並ぶ商店街は、何をどう楽しむべきか悩むかもしれない。そこで、商店街の楽しみ方として定番となっている「食べ歩き」と「雰囲気を味わう」の2点について解説する。
 

食べ歩き

　グルメの街・大阪の商店街を楽しむならば、やはり食べ歩きはしておきたい。大阪の商店街では、たこ焼きやたい焼きなどの軽食も多いため、さまざまな店で少量ずつ味わうこともできる。同じたこ焼きでも店によって味が異なるため、食べ比べてみるのも楽しそうだ。

レトロな雰囲気を味わう

　商店街に構える店の多くは、古い歴史がある。商店街そのものの歴史が古ければ、なおさらだ。レトロな空間を味わいたい人は、ただブラブラ歩くだけでも楽しいだろう。まるでタイムスリップしたかのような街並みを楽しんでほしい。
大阪は商店街も観光スポット！  
　大阪の商店街で食べ歩きをするもよし、目的を決めずに散歩をするもよし。ぜひ思い思いの方法で、商店街を満喫してほしい。