アルピコグループ、NEXT DELIVERY、KDDIスマートドローンは9月28日に、新しい食品・日用品配送サービスの構築を目指して、ネットスーパーと連携したドローン配送の実証実験を茅野市蓼科地区にて実施した。
アルピコグループのデリシアは、同エリアにてネットスーパー事業を展開しているものの、別荘が最大約6km離れた場所に点在しており、環境負荷と配送時間の問題、さらには運転手不足が懸念される物流の「2024年問題」といった課題に直面している。
同実証では、蓼科地区にて別荘のオーナーがネットスーパーで注文した商品を、ドローンで配送するモデル構築の可能性を検証し、既存ネットスーパーの交通網と組み合わせることで、環境負荷の低減と配送時間の短縮を実現し、利便性向上を目指した。
実証には、エアロネクストが開発をした物流専用ドローン「AirTruck」を使用し、機体の制御にはKDDIスマートドローンが開発したモバイル通信を用いて機体の遠隔制御・自律飛行を可能とする「スマートドローンツールズ」の、運航管理システムを活用している。
同実証では別荘オーナーの協力の下、ネットスーパーで実際に注文された商品が、物流専用ドローンによって「デリシア蓼科SS店」(無人決済店舗)から別荘まで配送された。注文した商品をドローン配送で受け取った別荘オーナーからは、「中身が全然崩れていなくて驚きました。昼食や足りないものがほしいときにすぐに届くと助かります」というコメントが寄せられている。
同実証を行った各社は、将来的に市街地の「デリシア」店舗からのドローン配送による直送を視野に入れつつ、地域課題解決、利便性向上につながるドローン配送サービスの社会実装に向けた可能性を検討していく。
環境負荷の低減と配送時間の短縮へ
同実証が行われた茅野市蓼科地区の別荘地エリアは、市街地から距離があるため、別荘オーナーは食品購入のために少なくとも20分の自動車移動が必要であり、利便性の面で課題を抱える。アルピコグループのデリシアは、同エリアにてネットスーパー事業を展開しているものの、別荘が最大約6km離れた場所に点在しており、環境負荷と配送時間の問題、さらには運転手不足が懸念される物流の「2024年問題」といった課題に直面している。
同実証では、蓼科地区にて別荘のオーナーがネットスーパーで注文した商品を、ドローンで配送するモデル構築の可能性を検証し、既存ネットスーパーの交通網と組み合わせることで、環境負荷の低減と配送時間の短縮を実現し、利便性向上を目指した。
実証には、エアロネクストが開発をした物流専用ドローン「AirTruck」を使用し、機体の制御にはKDDIスマートドローンが開発したモバイル通信を用いて機体の遠隔制御・自律飛行を可能とする「スマートドローンツールズ」の、運航管理システムを活用している。
同実証では別荘オーナーの協力の下、ネットスーパーで実際に注文された商品が、物流専用ドローンによって「デリシア蓼科SS店」(無人決済店舗)から別荘まで配送された。注文した商品をドローン配送で受け取った別荘オーナーからは、「中身が全然崩れていなくて驚きました。昼食や足りないものがほしいときにすぐに届くと助かります」というコメントが寄せられている。
同実証を行った各社は、将来的に市街地の「デリシア」店舗からのドローン配送による直送を視野に入れつつ、地域課題解決、利便性向上につながるドローン配送サービスの社会実装に向けた可能性を検討していく。