アマノは、埼玉県道路公社が運営し、11月26日15時に開通する三郷流山橋有料道路で、ETC多目的利用サービス「ETCGO」のサービス供用を開始する。

ETCGOのほか、交通系電子マネーとWAONに対応

　「ETCGO」は、国土交通省が推進するETC多目的利用サービスの一環として、首都高速道路、日立製作所、首都高ETCメンテナンス、アマノが共同で事業化したサービス。高速道路のETCとは異なり、必ず一旦停止が必要となるが、有料道路や駐車場などでもETCで料金を支払うことができ、高速道路のETCよりも少ない設備で構成可能なことから、比較的低価格で導入可能となっている。利用者は利用登録が不要で、使用中のETCカードをそのまま利用できる。

　三郷流山橋有料道路は、埼玉県三郷市から、千葉県を経由して茨城県つくば市に至る広域幹線道路である「都市軸道路」の一部を構成し、埼玉県三郷市と千葉県流山市を結ぶ延長約2.0kmの有料道路。同路線は、近年のつくばエクスプレス沿線開発などにともなう交通需要の急速な増加による周辺道路の混雑を早期に緩和するため、短期間での整備が可能な有料道路事業を活用し、埼玉県、千葉県、埼玉県道路公社が共同で整備を進めている。
 
　今回、「ETCGO」が使用可能となるのは、三郷流山橋有料道路の埼玉県三郷市前間地内（県道三郷松伏線）～千葉県流山市三輪野山地内（県道松戸野田線バイパス）。現時点で利用できるETCカードは、三井住友トラストクラブが発行する「ダイナースクラブカード」のみとなる。その他のETCカードについては、各発行会社と交渉を進めており、今後順次拡大していく計画。追加となる発行会社の情報についてはETCGO特設サイトで随時発表していく。
 
　なお、三郷流山橋有料道路では、ETCGOのほか、現金、交通系電子マネー、WAONも利用可能となっている。料金は普通車150円、軽自動車100円、軽車両等20円など。徒歩の通行は無料。