いつもの朝食にマンネリした人には、トーストに塗るスプレッドを変えてみるのがおすすめ。今回は、カルディで販売中のいもや栗、ピスタチオを使った秋を感じられる商品3種類を厳選してみた。フランスパンに塗ってみたり、ほかの素材との組み合わせたりしたので紹介したい。

そのまま食べてもおいしい！ りんごの果肉が入った「ぽてとりんご」

　いちごやりんごのジャムに食べ飽きた方注目！カルディで購入できる「ぽてとりんご」は鹿児島県産さつまいもの濃厚あんに国産りんごがごろっと入ったペーストだ。りんごジャムとはまた違った和の味わいも楽しめる。
 
　ふたを開けると、りんごの甘酸っぱい香りが広がる。みずみずしく滑らかなポテトのスプレッドの中に入ったりんごの果肉はシャキシャキとしており、食感のアクセントになる。栗きんとんのさつまいも版のような味わいで、これだけで食べてもとてもおいしく思わず食べ進めてしまった。
 
　もちろん、パンとの相性は抜群。りんごやいちごなど、果実だけのジャムに飽きた人はぜひ一度取り入れてみてほしい。さつまいもの要素が加わるだけで、より深い味わいが楽しめる。バータートーストなどのバターと合わせたり、サラダのドレッシングに混ぜてもおいしいだろう。パンに塗る以外に、アップルパイにすることもできる。さまざまな活用ができる万能なスプレッドだ。
 

テレビでも話題に！ ピスタチオを20％使用した「ウィターズ　ピスタチオスプレッド」

　2023年9月、TBSの「熱狂マニアさん」で紹介され、話題となっているのが「ウィターズ　ピスタチオスプレッド」。ピスタチオを20％も使用した、贅沢なスプレッドだ。実は、ピスタチオも秋が旬。ナッツ以外で口にする機会があまりない人もいるかもしれないが、ぜひ食べてみてほしい。
 
　開封すると、ピスタチオの香ばしい香りが鼻を抜ける。中身はとろりと滑らか。あざやかな緑色が美しく、見た目も香りも楽しめる。
 
　フランスパンに塗って食べると香ばしい香りに反して甘さもあり、ピーナッツバターに近い味わい。クリーミーな舌触りとともに、しっかりとピスタチオの風味が感じられた。甘さは結構強いので、甘党におすすめ。ナッツをイメージしていると、少し甘すぎるかもしれない。カルディ公式サイトによると、クレープやアイスに合わせるのもおすすめとのこと。涼しくなるこれからの季節には、ホットミルクに溶かして「ピスタチオラテ」にするとおいしいだろう。
 

モンブランが毎日のトーストで食べられる！「モンブランバター」

　「秋といえばモンブラン」というスイーツ好きにとっては、夢のような商品が「モンブランバター」。甘露煮にした渋皮つきの栗をペーストにしたカルディオリジナルの商品だ。「モンブランケーキのような味わいに仕上げました」と公式サイトに記載があり、ケーキを手軽に食べられるのかと期待が高まる。
 
　確かに香りは、モンブランそのもの。甘いケーキと香ばしい栗の香りが組合わさったスイーツの風味を感じる。ペーストは固めで羊羹のよう。
 
　味も期待通り、モンブランを彷彿とさせる濃厚な栗の旨味と甘さを感じる。バターの風味は少しするものの、甘さが勝って存在感はそこまでない。甘みが強いため、食事というよりはスイーツとして食べるのがおすすめ。クラッカーに塗ったり、羊羹の風味もあるので白玉や抹茶など和の要素と組み合わせたりしてもおいしいだろう。
 

手軽に楽しめる秋の味

　筆者にとっては、一番素材の味が感じられて甘さが控えめだった、ぽてとりんごがヒット。実際、これを書きながら、そのままスプーンですくって食べてしまっていた。ほかの二つの商品も、素材の味がしっかりと感じられたものの、個人的には甘さが強かった。とはいえ、りんご、さつまいも、ピスタチオ、栗と、秋の味覚を簡単に食卓に取り入れられるものばかり。好みに合わせて気になる商品を選んでほしい。（エフェクト・霜越緑）