大阪・ミナミで必ず食べたい“おうどん”『道頓堀 今井』

グルメ

2023/10/06 08:00

大阪人はうどんを“おうどん”という。そこでイメージされるのは、コシの強い讃岐うどんではなく、だしで食べる「大阪うどん」。

大阪うどんを代表する店の一軒として挙がるのが『道頓堀 今井』だ。派手な看板や国内外の観光客で賑わう道頓堀にあって、しっとりと和風の佇まいが美しい。その歴史は、江戸時代に芝居茶屋から始まり、大正時代の楽器店を経て、昭和21年から現在のうどん屋へ。

大阪人が愛してやまない『今井』のだしは、天然真昆布と、サバ節、ウルメ節を使い、薄口醤油などで調味したもの。上品な旨みが口に広がり、すっと身体に沁みわたるよう。

このだしと、柔らかくてもモチモチの麺、“お揚げさん”などの具とが三位一体となり、食べ終わる頃には美味しさの満足感でいっぱいになる。この美しいバランスが、食都大阪が誇る「大阪うどん」なのだ。
 
けいらんうどん950円。


『道頓堀 今井 本店』
住所/大阪市中央区道頓堀1-7-22

※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。
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