上新電機が10月3日に発表した月次売上速報によると、9月のグループ全体の売上高が前年同月比121.0%と大幅に伸長した。同月は新規出店と退店がなかったことからも、18年ぶりとなる阪神タイガースのリーグ優勝を受けて開催した「リーグ優勝おめでとうセール」の貢献が大きかったようだ。
猛暑日が続いてエアコンは7月から好調をキープしていたり、携帯電話では9月のiPhone 15シリーズの発売が後押ししたりしたが、それ以上にやはり「リーグ優勝おめでとうセール」の影響が大きかった。
オフィシャルスポンサーとして長年、阪神タイガースを応援してきた上新電機だけあって、セール期間は9月15~29日の15日間という、ほぼ半月にも及ぶ長期間にわたって開催した。セール開始直後は、Webショップのサーバーが一時パンクするほどの盛況ぶりだったようだ。
実際、競合家電量販店の担当者から「大阪では阪神タイガースの優勝が決まる直前まで、買い控えが起きていた」という声も漏れるほどだった。
月次速報に話を戻すと、上新電機の第1四半期(4~6月)は92.6%と前年割れだったが、第2四半期(7~9月)は優勝セールの効果もあり108.1%と前年を上回った。結果的に上期は100.7%で折り返している。
上新電機では現在、9月30日~10月10日の期間で「めざせ日本一!大応援!!」とする「秋の感謝祭」を開催中だ。11月上旬に阪神タイガースが日本一になれば、さらなる優勝セールの開催も期待でき、下期業績に大きく貢献するだろう。(BCN・細田 立圭志)
主要家電の全部門が軒並み前年比120~160%
上新電機の9月の速報値は、グループ売上高が前年同月比121.0%と大きく伸びただけでなく、主要家電の全部門が前年を大幅に上回った。具体的にテレビ(151.1%)、PC(120.2%)、携帯電話(138.7%)、エアコン(160.7%)、冷蔵庫(147.0%)、洗濯機・クリーナー(134.3%)と、まさに活況を呈した。猛暑日が続いてエアコンは7月から好調をキープしていたり、携帯電話では9月のiPhone 15シリーズの発売が後押ししたりしたが、それ以上にやはり「リーグ優勝おめでとうセール」の影響が大きかった。
オフィシャルスポンサーとして長年、阪神タイガースを応援してきた上新電機だけあって、セール期間は9月15~29日の15日間という、ほぼ半月にも及ぶ長期間にわたって開催した。セール開始直後は、Webショップのサーバーが一時パンクするほどの盛況ぶりだったようだ。
実際、競合家電量販店の担当者から「大阪では阪神タイガースの優勝が決まる直前まで、買い控えが起きていた」という声も漏れるほどだった。
「日本一」で下期にも期待
月次速報に話を戻すと、上新電機の第1四半期(4~6月)は92.6%と前年割れだったが、第2四半期(7~9月)は優勝セールの効果もあり108.1%と前年を上回った。結果的に上期は100.7%で折り返している。
上新電機では現在、9月30日~10月10日の期間で「めざせ日本一!大応援!!」とする「秋の感謝祭」を開催中だ。11月上旬に阪神タイガースが日本一になれば、さらなる優勝セールの開催も期待でき、下期業績に大きく貢献するだろう。(BCN・細田 立圭志)