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レノボの出資で経営破綻の「FCNT」が復活、「arrows」や「らくらくホン」ブランド維持

経営戦略

2023/10/02 18:00

 FCNT合同会社は9月29日、携帯端末や情報処理およびSNSに関する商品・サービス、システムの研究、開発、設計、製造、販売、企画および修理サポートを行う会社として、レノボからの出資を受けて事業を開始すると発表。10月1日から事業を開始した。

FCNT株式会社からの事業譲受によって
FCNT合同会社が事業を開始

レノボのグローバルな調達力を活用

 同社は中国のレノボから出資を受けて、経営破綻したFCNT株式会社から事業を譲り受けることで誕生しており、FCNT株式会社のプロダクト事業およびサービス事業を承継して、新たな体制にて事業活動をスタートしている。

 レノボからの出資によって、同社の持つ世界規模の調達力と開発力から得られる利点を活用し、旧FCNTの技術力や市場の専門知識をいかしつつ、高品質で信頼性の高いプロダクトやサービスを提供していく。

 なお、長年培ってきたプロダクトの「arrows」シリーズ、「らくらく」シリーズを冠した製品ポートフォリオを維持するとともに、らくらくコミュニティなどのサービス提供も継続するほか、修理やOSのアップデートなどサポートも順次再開を予定している。