千葉京成ホテルは10月1日、「京成ホテルミラマーレ」（千葉県千葉市）で営業運転を終了した京成電鉄3400形の車両部品を活用したコンセプトルーム宿泊プラン「本物の運転台でシミュレーター体験！ 京成電鉄3400形トレインルーム」の一般予約を開始する。宿泊期間が10月16日からで、1室2人・朝食付きの料金は5万6000円から。

日本初のコンセプトルーム

　同プランでは、営業運転を終了した京成電鉄3400形3418編成（一部3438編成）の部品を再利用した、本物の運転台や計器類、表示灯類、車掌スイッチ、車掌台などに触れつつ運転シミュレーター体験ができる。ほかにも、同車両に関連した展示品を多く設置するなど、京成の電車の魅力を感じつつ滞在可能なプランとなっている。

　運転台は、主幹制御器（マスコン）、速度計、電流計、双針圧力計、警笛ペダルなどがシミュレーターに連動するとともに、実際の映像や音を収録することによって、忠実な再現度でのリアルな運転体験が楽しめる。

　京成上野～京成高砂（上り）をはじめ、全4区間を三つの難易度、最大5種別で体験できるほか、鉄道タレント響丈さん、豊岡真澄さんによる運転士＆車掌ボイスも用意している。

　展示品は、乗務員室扉、3400形正面イメージと前照灯、車掌台、車掌スイッチ、車掌弁、3人掛けシート、各種銘板類などが設置されており、ベッドには3400形をクッションやベッドスローが付けられる。
 
　客室はラグジュアリーツインで、1室のみの提供となる。また、子ども用制服の貸し出しも予定している。
 
　なお、本物の運転台でシミュレーター体験！ 京成電鉄3400形トレインルームは京成ホテルミラマーレ第2弾となる鉄道コンセプトルームの宿泊プランで、7月15日からクラウドファンディングでプロジェクト支援の募集を行い、今回の一般予約開始に至った。

　本物の運転台で運転体験シミュレーターを体験可能な、日本初のコンセプトルームであり、実際の車両扉といった部品も展示するなど第1弾よりバージョンアップして提供される。