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<懐かしのデジタル家電> 2000年12月のHDDベア、IBMが6割占め2位以下突き放す

経営戦略

2023/09/29 18:05

 今回は2000年12月のHDDベア市場を取り上げる。当時、BCNが収集していたデータによると、メーカーシェアでは日本IBMが6割を占め、2位のMaxtorと40ポイント以上の差をつけ首位を独走。容量帯は30-40GB未満の構成比が4割近く、ボリュームゾーンだった。


 HDDベア市場のメーカー別販売数量シェアの首位は、62.1%のシェアを獲得した日本IBMだった。機種別の上位10機種中7機種が同社製品で、特に「Deskstar 75GXP」シリーズがシェアをけん引していた。2位以下は、Maxtorの14.6%、Seagateの8.9%、QUANTAMの5.7%、WesternDigitalの5.3%と続く。その他には、東芝、富士通、日立の日本メーカーが含まれる。

 23年8月は、WesternDigitalが50.6%、Seagateが39.8%を占める寡占状態だ。現在に至るまでのメーカー変遷を簡単に説明すると、日立がIBMを事業統合しHGSTに、その後WesternDigitalがHGSTを統合。また、MaxtorはQUANTAMを買収したのち、Seagateと合併した。こうして現在のWesternDigitalとSeagate二強時代となっている。
 

 容量帯の販売数量構成比では、30-40GB未満が38.7%、40-60GB未満が25.0%だった。現在では8TBがボリュームゾーンとなっており、この23年で容量は200倍程大容量化が進んだ。大容量云々の前に現在ではSSDの需要が高まっており、コンシューマでは大容量のデータ保存などでHDDが根強く使われているという状況だ。
 
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