マネジメント層に必須な「傾聴術」の解説書を刊行!

時事ネタ

2023/09/25 16:00

 アドット・コミュニケーションは、同社代表取締役の戸田久実氏の16冊目となる著書「アクティブ・リスニング ビジネスに役立つ傾聴術」(日経BP 日本経済新聞出版)を9月15日に刊行した。

『アクティブ・リスニング  ビジネスに役立つ傾聴術』

「聴く」ことの重要性と実践法を丁寧に解説

 同書は、いままでに数多くのビジネスコミュニケーション研修で、傾聴が仕事に役立つことを説いてきた戸田氏が、ビジネス現場の視点から「聴く」ことの重要性と実践法を丁寧に解説した一冊となっている。

 「リーダーシップとコミュニケーション能力の強化に関するアンケート」によると、管理職層の「人材育成を通じて強化すべきコミュニケーション能力」の1位は、傾聴力(28%)だった(ジェイック:2022年実施)。以降、2位:説得力・影響力(17%)、3位:論理的表現力(16%)と続くが、マネジメント層にとって、傾聴力は必須スキルといえる。

 昨今では、職場で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる環境が生み出す「心理的安全性」が、チームのパフォーマンスやイノベーションに、よい影響をおよぼすこともわかってきた。

 一方で、ここ数年リモートワークが急激に増えたことで、コミュニケーションのあり方が大きく変化し、対面時では当たり前だった、ちょっとした雑談の時間がなくなった。上司が部下と話をする機会は、必然的にとらなくてはいけなくなってきている。そのため、部下の話に耳を傾けるための1on1ミーティングの時間を設ける組織が増え、いま、聴く力の重要性が、さらに注目されている。

 著者の戸田氏は、「アサーティブ・コミュニケーション」や「アンガーマネジメント」をテーマに研修・講演に登壇し、講師歴30年、いままでにのべ25万人を指導してきた。同書は、「1on1ミーティングの時間をとったけれど、何をどう聴いたらいいかわからない」、「違う世代の人が、何を考えているのかわからない」、「価値観に違いのある人とのコミュニケーションは、どうしたらいいの?」といった相談に対し、いままでに数多くのビジネスコミュニケーション研修で、傾聴が仕事に役立つことを伝えてきた戸田氏が、人と対話するなかで生じる数多くの問題を解決してくれる「アクティブ・リスニング」について、基本的なことから実践法まで、わかりやすく解説している。
 
著者:戸田久実氏

 戸田氏が、長年世代を問わず、多くの人のコミュニケーションの悩みに触れてきたなかで、「相手の話に耳を傾け、話を引き出せば、すれ違いも起きなかったのに」と感じる相談は少なくないという。多様性の時代だからこそ、アクティブ・リスニングが広まることで、より多くの人が、周囲との相互理解が深まり、仕事やプライベートの人間関係がよりよいものになってほしい、という著者の思いが詰まった一冊となっている。

 価格は990円。
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