「処方薬」のデリバリー開始! Woltと日本調剤が提携

経営戦略

2023/09/12 19:00

 Wolt Japanは9月11日に、同社の提供する法人向け即時配送プラットフォーム「Wolt Drive」の活用に係るパートナーシップを日本調剤と締結したことを発表した。同パートナーシップに基づいて、日本調剤は9月11日に東京都および神奈川県内の18店舗にて、処方薬の即時配送サービスを開始している。

日本調剤が「Wolt Drive」を活用した
処方薬の即時配送サービスを開始

オンラインで服薬指導後、通常30分程度で配送

 「Wolt Drive」は、Wolt Japanが法人向けに提供する「サービスとしてのデリバリー(DeaaS:Delivery as a Service)」。商品の即時配送を希望するさまざまな企業が、Woltのアプリやウェブサイトに店舗ページを開設することなくWoltの配達システムを利用することで、通常30分程度で顧客へ配送できるようになる。

 日本調剤は、「Wolt Drive」の活用によってオンライン診療やオンライン服薬指導を受けた患者をはじめ、薬局へ来局した患者に対しても、処方薬の即時配送を可能にした。

 新型コロナ禍を経て、感染症対策のためのオンライン診療・オンライン服薬指導のニーズが高まっているとともに、医薬品の配送を希望する患者が増えており、今後も電子処方箋の普及が進めばオンライン医療のニーズはますます高まることが予想される。そのため、日本調剤では「Wolt Drive」を活用した処方薬の即時配送に対応した店舗を順次増やし、11月には計約120店舗に拡大することで、東京23区内の幅広いエリアを配送地域としてカバーすることを予定している。また、2024年以降は対応店舗を全国へ拡大していく。

 9月11日時点での、処方薬の即時配送対応薬局は、宮益坂薬局(東京都渋谷区)、恵比寿ガーデン薬局(東京都渋谷区)、学芸大学駅前薬局(東京都目黒区)、柿の木坂薬局(東京都目黒区)、都立大薬局(東京都目黒区)、池尻大橋薬局(東京都目黒区)、山手薬局(東京都目黒区)、祐天寺駅前薬局(東京都目黒区)、曙橋薬局(東京都新宿区)、落合南長崎薬局(東京都豊島区)、武蔵小杉駅前薬局(神奈川県川崎市)、溝口薬局(神奈川県川崎市)、宮崎台薬局(神奈川県川崎市)、東神奈川薬局(神奈川県横浜市)、鶴屋町薬局(神奈川県横浜市)、浦舟薬局(神奈川県横浜市)、天王町薬局(神奈川県横浜市)、星川薬局(神奈川県横浜市)。
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