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新宿・渋谷・池袋にそれぞれ1時間以内で行ける始発駅、家賃は最安5万円台から

 LIFULL(ライフル)は8月22日に、秋の転勤シーズンに向け、同社の運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」から、「新宿・東京・渋谷・池袋通勤者向け家賃が安い始発駅ランキング」を発表した。この調査から、山手線西側・副都心エリアの「新宿・渋谷・池袋」に絞ってランキングを紹介する。

都内のオフィス街へ始発で行ける家賃が安い駅はどこ?

新宿通勤者向け最安はJR中央線「高尾駅」

 今回のランキングでは、「新宿(西武新宿を含む)」「渋谷」「池袋」の各駅まで1時間以内に到着する「始発駅(目的の駅まで乗り換えなし・乗車時間1時間以内・始発電車が平日午前9時までに5本以上ある駅)」を対象に、家賃相場(LIFULL HOME'Sに掲載された築40年以内・駅徒歩20分以内・専有面積15m2以上40m2未満の賃貸物件の管理費を含む月額賃料の中央値。ただし掲載物件数が100件以下の駅を除く)の安い順にランキング化した。

 「新宿(西武新宿含む)」に1時間以内で行ける始発駅の1位はJR中央線の「高尾」(家賃相場5万円)。2位は小田急多摩線「唐木田」(家賃相場5万1000円)、3位は西武拝島線「拝島」(家賃相場5万1500円※西武新宿到着)、4位は京王線「高幡不動」(家賃相場5万5000円)と続き、東京都内の駅が並んだ。

 高尾は、新宿まで約50分で行くことができ、高尾山に近いことで知られている一方で、駅近くには大型ショッピングセンター「イーアス高尾」があるなど、自然豊かな環境でありながら利便性も整っている。

 「渋谷」に1時間以内で行ける始発駅では、西武池袋線(東京メトロ副都心線直通)「小手指」(家賃相場5万3000円)が1位を獲得した。小手指は、1970年の駅開設後に整備された比較的歴史の新しいベッドタウンで、閑静な住宅街ながら駅周辺には商業施設も充実している。ただし、その一つの「西友 小手指店」は再開発のため2023年10月31日18時をもって一時閉店する。

 トップ10に入った駅で、もっとも乗車時間が短いのは、10位の京王井の頭線「富士見ケ丘」(家賃相場7万9000円)で、乗車時間は約23分。一方、2位の東急田園都市線「中央林間」(家賃相場6万1800円)、5位の相鉄いずみ野線(東急東横線直通)「湘南台」(家賃相場7万円)、9位の京王井の頭線「吉祥寺」(家賃相場7万7000円)は始発電車のみなので待てば必ず着席できる。

 「池袋」に1時間以内で行ける始発駅では、西武池袋線「小手指」と同「飯能」が1位を獲得した。家賃相場は5万3000円。小手指から池袋までの乗車時間は約39分、渋谷までは約55分で、小手指~飯能間の平日朝の乗車時間は18~19分程度。他にもトップ10内に、埼玉県の「指扇」「川越市」「志木」「川越」「武蔵浦和」「和光市」が入った。ただし、8位の「武蔵浦和」と9位の「和光市」は約20分で池袋まで行ける近さだ。

 今回のランキングで紹介した始発駅では、座れる・混まずに乗車できる確率が高いことから通勤や通学のストレスの軽減が期待できる。
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