ソフトバンクは、「ワイモバイル」の5G/4G対応の新料金プランとして、「シンプル2 S」「シンプル2 M」「シンプル2 L」の提供を2023年10月以降に開始する。具体的な提供開始日については、後日発表する。

「PayPayカード割」が新たに登場

　「シンプル2 S」は月額2365円で月4GB、「シンプル2 M」は月額4015円で月20GB、「シンプル2 L」は月額5115円で月30GBのデータ容量を利用でき、余ったデータ容量は翌月に繰り越すことが可能なプラン。今回「PayPayカード割」を新設し、「PayPayカード/PayPayカード ゴールド」で料金を支払うと、月額基本料から187円を割り引く。

　また、「シンプル2 M」「シンプル2 L」については固定回線とのセット割引「おうち割 光セット（A）」（2回線目以降1100円割り引く「家族割引サービス」との併用は不可）の割引額を従来より増額し、毎月1650円割り引く。これらの割引をすべて適用すると、1回線目でも「シンプル2 S」は1078円から、「シンプル2 M」は2178円から、「シンプル2 L」は3278円から利用できる。

　なお、「シンプル2 M」「シンプル2 L」は、月間データ使用量が1GB以下の場合、自動割引（1100円または2200円）が適用され、月額料金は「シンプル2 S」と同額の1078円に下がる。

　新料金プランの提供にあわせ、通話オプションとして「だれとでも定額＋」「スーパーだれとでも定額＋」の提供を開始する。一方、既存の「シンプルS／M／L」「ケータイベーシックプランSS」「シンプルSデータ増量キャンペーン」の新規受け付けを終了する。
 
　終了する「シンプルS／M／L」と新料金プランを比較すると、3／15／25GBから4／20／30GBに月額料金と容量が変わったため、「シンプルS」で3GB未満で収まっていたユーザーなどは値上げとなる一方、3GBでは容量が足りず、毎月1GBだけチャージしていたユーザーは値下げとなる。また、PayPayカード非保有者は「PayPayカード割」の分も値上げとなるため、利用状況やカード保有の有無によっては現行プランのほうが得といえるだろう。

　なお、ワイモバイルの特典の一つ、PayPayの「PayPay残高」に携帯電話料金合算払いでチャージできる「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」は、23年9月1日以降、月1回目は手数料無料、2回目以降は手数料有料（税込2.5％）となっている。