三菱地所は、首都圏のミシュラン獲得レストランなどで活躍中のシェフたちが愛媛県で見つけた食材を使用したメニューを提供する一夜限りのスペシャルレストラン「POP UP RESTAURANT 愛媛」を、TOKYO TORCH 常盤橋タワー（東京都千代田区）3階の「MY Shokudo Hall ＆ Kitchen」で9月26日に開催する。参加費は2500円。

産地食材からシェフがメニューを考案

　POP UP RESTAURANT 愛媛は、三菱地所が2021年から推進している「EAT＆LEAD」プロジェクトの一環として行われる。提供されるメニューは、22年11月に都内で活躍するシェフとともに、実際に愛媛県を3日間巡った「食のFIELD WORK」で、生産者との交流、地域の食の魅力とともに掘り起こした愛媛県の産地食材から、シェフが考案・作成している。

　当日は、食材の魅力や産地の課題・取り組みを振り返るとともに、イベント限定の4品程度のプチコースと、柑橘カクテルを提供する。

　食のFIELD WORKでは、「食」に向き合い、真に食べる楽しみを知るために必要なことは何か、答えが産地にあると考え、食の探求者・伝道師であるシェフとともに全国各地の生産者と深くつながり、魅力を伝えるプラスサイクルが形づくことを目指す。産地とシェフそれぞれにとって、地域課題の発信やその改善を図る地方創生のきっかけ、キッチン以外で学べる場になるなど、相乗効果を生む取り組みとなっている。

　POP UP RESTAURANT 愛媛は、愛媛で行われた食のFIELD WORKのアウトプットとして開催され、イベントを通じてフードロスや水産資源問題といった食の身近な環境問題について食従事者と消費者が互いの垣根を乗り越え対話・交流することで、食に思いを巡らせて未来への食のアクションにつながる機会を提供する。
 
　参加シェフは、「FARO」のシェフパティシエである加藤峰子氏、「Cheval de Hyotan」のシェフである川副藍氏、「PIZZERIA GTALIA DA FILIPPO」のオーナーシェフである岩澤正和氏の3人。

　開催時間は18時30分～20時で、18時開場。