いわき観光まちづくりビューローは9月6日～10月2日の期間、同法人の運営するオンラインショップ「いわきの逸品」で、福島県の安心・安全な魚を食卓で気軽に食べられる「常磐もの食べ比べセット」を、通常価格よりも200円引きの2980円で販売する。

「めひかり」「ヒラメ」のから揚げや「とろ鯖」など

　「常磐もの食べ比べセット」には、「めひかりのから揚げ」（200g）、「ヒラメのから揚げ」（200g）、「さんまのポーポー焼き」（3個）、「めひかりの開き干し」（5枚）、「縄文干しとろ鯖」（2枚）が入っている。
 
　「めひかりのから揚げ」は、いわき市の魚として制定されているめひかりのから揚げで、常磐沖のめひかりを使用する。下処理は必要なく、油で揚げるだけで本格的なから揚げを楽しめる。
 
　「ヒラメのから揚げ」は、福島産ヒラメのから揚げで、衣のカリッとした食感とヒラメのふわっとした食感が魅力で、骨がないため子どもでも食べやすく、弁当のおかずにも適している。
 
　「さんまのポーポー焼き」は、漁師が船の上でナメロウを焼いて食べようとした際に、脂が火に落ちて「ポーポー」と火が出たことに由来するいわき市の郷土料理だ。

　水揚げ後24時間以内に加工することで、旨味と鮮度をすり身に閉じ込めているため、一般的なさんまのすり身特有の生臭さは一切なく、さんま本来の旨味が感じられる。
 
　「めひかりの開き干し」は、いわき市小名浜産のめひかりを使用し、1枚1枚開いて内臓を取り除き、旨味を最大限に引き出すよう最低限の塩だけで作られている。特大サイズのめひかりならでは、頭のほうはカリっとした食感と塩気を、身のほうはプリッとした食感と脂の甘味を味わえる。
 
　「縄文干しとろ鯖」は、江名港を見下ろす工場で1枚1枚手作業で作られており、秘伝の調味料につけ氷温熟成させた後に、天候・気温によって干し時間などを変え旨みを閉じ込めた。真さばの中でも脂質が多いとろ鯖の、脂ののった上質な味わいを楽しめる。

　なお、「めひかりのから揚げ」と「さんまのポーポー焼き」は、100年続く食文化「100年フード」に認定されている。