創建は、リフォーム部の業務としてオーナー顧客向けに安価で高品質、そしてWで安心の保証をつけた外壁塗装サービスを今年3月から提供し、ひと月に対応可能な予定工数を越えるオーダーが入るなど、直近4カ月で200件の受注を獲得した。これを受け、外壁塗装専門の「創建ペイント」として事業部を立ち上げ、9月2日から関西エリアの新規顧客向けにサービスを開始した。

外壁塗装含む「リフォーム注文率81.2％」に強み

　今回、一般顧客向けに外壁塗装サービスを始める背景には、多くのリフォームでは、住宅を施工した工務店やメーカーとは別の会社が施工しているのに対して、同社は外壁塗装を含む、オーナー顧客からのリフォームの注文率が81.2％と好評を博していることが挙げられる。

　住宅の外壁塗装は「どの業者が優良なのか」、「見積金額は高いのか安いのか」、「安心できる保証なのか」は、一般の人には判断することが難しくわかりにくいものになっている。国土交通省が発表した令和4年度「住宅市場動向調査」では、リフォーム施工会社は「（住宅を建てた）別の工務店や住宅メーカー」が36.5％と最も多くなっている。これには家を建てた後、施工業者と疎遠になるパターンが多いことが見て取れる。その背景の中で、創建はオーナー顧客からの信頼を得て、外壁塗装を実施している。そこで今回、同社オーナー顧客だけでなく、一般顧客にも安心して外壁塗装を利用してもらうべく、「創建ペイント」としてサービスを拡大する。
 
　「創建ペイント」では、創建グループとして、創設75年以上の信頼と5万戸超の供給戸数の経験とノウハウにより、外壁塗装に3つの「安心」を提供する。

　まず1つ目は、創建グループの実績によって積み重ねた技術力と圧倒的な施工経験をもって、高品質の外壁塗装を行う。また、塗料に関しては、大手上場企業メーカー3社「関西ペイント」、「エスケー化研」、「菊水化学工業」と長年の信頼を生かして直接交渉し、厳選した製品のみを使用している。同社が選んだ塗料メーカー3社は、64年から105年の歴史を有する老舗メーカーとなっている。

　2つ目は、分譲住宅や大規模な街づくりを展開する創建グループで購入することにより、大幅なコスト削減に成功。見積もりは、全工事項目を細部まで記載することで安心の明瞭価格を実現した。

　3つ目は、保証会社と自社によるWの「保証」を提供する。創建では、瑕疵担保責任期間が終了した住宅を対象とした延長保証保険にいち早く対応。新築時から20年以内に必要な点検、メンテナンスを受けると10年間の延長保証保険が付いてくる。全国にわずか5社しかない国土交通大臣指定の住宅瑕疵担保責任保険法人のうちの2社「ハウスジーメン」と「住宅あんしん保証」との提携により、延長保証保険に加入するため、10年目以降も瑕疵保証（1000万円まで補償）が延長される。なお、同社の延長保証保険に加え、創建の自社保証も付くためWで安心となる。