【いま注目のトレンドワード・357】 テレビ番組がきっかけでネット上で話題になることは珍しくない。8月27日には「みっちーの手紙」が世間を賑わせ、X（旧Twitter）でトレンド入りを果たした。みっちーとは誰なのか、なぜ話題となったのか詳しく見ていこう。

これぞなにわ男子の団体芸!!

　「みっちーの手紙」のみっちーとは、なにわ男子の道枝駿佑さんのこと。8月26日から27日にかけて「24時間テレビ」が放送されたのは記憶に新しいだろう。その中で道枝さんがメンバーに対して手紙を読む一幕があり、その手紙の内容やメンバーの反応が大きな反響を呼んでいる。

　話題となった場面は、番組が終盤に差し掛かった時のこと。サプライズで道枝さんからの手紙があると聞かされ、観覧客やなにわ男子のメンバーがざわつく中で朗読が始まった。

　文面は至って真面目で、道枝さんも神妙な面持ちで自身のグループへの愛を語り始めた。またグループ全体だけでなく、メンバーである大橋和也さんと西畑大吾さんに向けて感謝の気持ちを伝える場面も。これに対して西畑さんが涙をこらえるようなしぐさもみせ、会場は感動に包まれた。

　しかし感動だけでは終わらないのがなにわ男子である。大橋さんと西畑さんへの気持ちを伝えた所で「他のメンバーは時間の都合で割愛させていただきます」としっかりとオチをつけたのだ。これには残されたメンバーから相次いで「おい！」とツッコミが飛び出し、会場は笑いや歓声に包まれた。

　この団体芸とも言えるなにわ男子の一連の流れに、ネット上では「感動する手紙に聞き入っていたら安定の団体芸だった」「ちゃんとオチがあるあたりさすがなにわ男子だわ」「感動したり笑ったりで感情がぐちゃぐちゃになった」など大きな盛り上がりを見せた。

笑いも感動もファンに与えるなにわ男子の活躍に今後も注目したいと思う。（フリーライター・井原亘）

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている