2023年8月に話題になったクレジット/プリペイドカード関連のトピックスを紹介する。一部、9月発表の話題も取り上げる。
ジェーシービー(JCB)は8月18~31日の期間、セブン-イレブン・ジャパンと「セブン-イレブンでJCBカードを利用すると最大20%キャッシュバック!」キャンペーンを実施していた。カードごとにエントリー必須だが、対象カードは多く、お得度は高かった。
9月1日からは、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(VISA)が、「もう使ってる?Visaデビットでタッチ決済5回で1,000円キャッシュバック」キャンペーンを実施している。銀行などが発行する「Visaデビット」を7月1日以降に初めて利用し、1回600円以上のタッチ決済を5回利用した先着14万人に1000円キャッシュバックするという内容で、三井住友銀行の「Oliveフレキシブルペイ」はすべての支払いモードが対象となる。期間は9月24日まで。
三井住友カードは、新金融サービス「Oliveフレキシブルペイ」向けに「SBI証券クレカ積立 大還元祭」も開催しており、キャンペーンを機に「Oliveフレキシブルペイ」を設定すると、決済・証券(資産運用)ともお得になり、新規口座開設や設定切り替えを行うメリットは大きいだろう。
「Q SKIP」販売サイトでは、「田園都市線・世田谷線 ワンデーパス」「田園都市線・世田谷線・東急バス ワンデーパス」「世田谷線散策きっぷ」を取り扱い、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discoverでチケットを購入した場合は、購入したカードの「タッチ機能」で対象駅の対象改札から乗り降りできる。Mastercardで支払った場合はスマホのコード表示のみとなるが、「Q SKIP」対象改札機のデザインを見る限り、スマホのコード表示のほうが便利そうだ。なお、タッチ決済に対応したクレジットカードによる「後払い」の乗車サービスも2024年春以降の実施に向けて検討していく。
一方、東武鉄道と日立製作所は8月29日、買い物、宿泊、エンターテインメントなどのさまざまな場面において安全で手軽な決済、ポイント付与、本人確認などを可能にする、生体認証を活用したデジタルアイデンティティの共通プラットフォームを2023年度中に立ち上げると発表した。
第一弾として、東武ストアでは23年度中に同プラットフォームに対応したセルフレジを複数店舗で導入。プラットフォームに生年月日や「TOBU POINT ID」、クレジットカード情報を登録していれば、東武ストアのセルフレジでカードやスマホを出さずに、生体認証で「TOBU POINT」の付与・利用、クレジットカード決済などが行えるようになる。年齢確認も行うため、店員による確認なしで酒類などが購入できる。
決済に加え、東武グループの共通ポイント「TOBU POINT」の付与・利用まで生体認証で可能になる仕組みは画期的。「TOBU POINT」を登録する動機付けにもなるとみられ、沿線を中心とした同ポイントの登録者増加にもつながりそうだ。
初めてのVisaデビット利用でもれなく1000円キャッシュバック!
KDDIは、「au」のスマートフォン(スマホ)向け料金プラン「auマネ活プラン」を9月1日に提供開始した。「au PAY カード/ゴールドカード」に加入の上、銀行・証券・決済を全部まとめるとお得なプランだ。その中心となる、au PAY カードは2023年2月にカードデザインをリニューアルし、各ブランドのタッチ決済に対応した。タッチ決済を利用可能な店舗や公共交通機関は増加しており、「タッチ機能」搭載カードのほうが利用シーンが多いのでおすすめだ。ジェーシービー(JCB)は8月18~31日の期間、セブン-イレブン・ジャパンと「セブン-イレブンでJCBカードを利用すると最大20%キャッシュバック!」キャンペーンを実施していた。カードごとにエントリー必須だが、対象カードは多く、お得度は高かった。
9月1日からは、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(VISA)が、「もう使ってる?Visaデビットでタッチ決済5回で1,000円キャッシュバック」キャンペーンを実施している。銀行などが発行する「Visaデビット」を7月1日以降に初めて利用し、1回600円以上のタッチ決済を5回利用した先着14万人に1000円キャッシュバックするという内容で、三井住友銀行の「Oliveフレキシブルペイ」はすべての支払いモードが対象となる。期間は9月24日まで。
三井住友カードは、新金融サービス「Oliveフレキシブルペイ」向けに「SBI証券クレカ積立 大還元祭」も開催しており、キャンペーンを機に「Oliveフレキシブルペイ」を設定すると、決済・証券(資産運用)ともお得になり、新規口座開設や設定切り替えを行うメリットは大きいだろう。
東急電鉄「Q SKIP」スタート、東武鉄道は新決済プラットフォーム立ち上げ
事前の発表通り、東急、東急電鉄、三井住友カード、JCB、日本信号、QUADRACは8月30日に、デジタルチケットサービス「Q SKIP」のサービス名で、クレジットカードのタッチ機能とコードを活用した乗車サービスに関する実証実験を8月30日から開始した。「Q SKIP」販売サイトでは、「田園都市線・世田谷線 ワンデーパス」「田園都市線・世田谷線・東急バス ワンデーパス」「世田谷線散策きっぷ」を取り扱い、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discoverでチケットを購入した場合は、購入したカードの「タッチ機能」で対象駅の対象改札から乗り降りできる。Mastercardで支払った場合はスマホのコード表示のみとなるが、「Q SKIP」対象改札機のデザインを見る限り、スマホのコード表示のほうが便利そうだ。なお、タッチ決済に対応したクレジットカードによる「後払い」の乗車サービスも2024年春以降の実施に向けて検討していく。
一方、東武鉄道と日立製作所は8月29日、買い物、宿泊、エンターテインメントなどのさまざまな場面において安全で手軽な決済、ポイント付与、本人確認などを可能にする、生体認証を活用したデジタルアイデンティティの共通プラットフォームを2023年度中に立ち上げると発表した。
第一弾として、東武ストアでは23年度中に同プラットフォームに対応したセルフレジを複数店舗で導入。プラットフォームに生年月日や「TOBU POINT ID」、クレジットカード情報を登録していれば、東武ストアのセルフレジでカードやスマホを出さずに、生体認証で「TOBU POINT」の付与・利用、クレジットカード決済などが行えるようになる。年齢確認も行うため、店員による確認なしで酒類などが購入できる。
決済に加え、東武グループの共通ポイント「TOBU POINT」の付与・利用まで生体認証で可能になる仕組みは画期的。「TOBU POINT」を登録する動機付けにもなるとみられ、沿線を中心とした同ポイントの登録者増加にもつながりそうだ。