サウンドバーとスピーカーの違いって? ポイントを詳しく解説
テレビやPCなどの音質にこだわる人は、サウンドバーやスピーカーの購入を検討することもあるかもしれません。本稿はそんな人向けに、それぞれの特徴や違いについて解説。また、サウンドバーやスピーカーに備わっていることが多い、サラウンドという言葉についてもレクチャーします。
自分の環境に合い、かつ望んだ音を出せる一品を見つけられるよう、本稿が参考になればうれしいです。
サウンドバーとは、高音質のサウンドを鳴らすバータイプのアンプ内蔵スピーカー(音声増幅装置)のこと。主に薄型テレビなどに接続して使うものが多く、設置のしやすさが魅力です。
「音質や迫力が足りない」と感じるテレビであれば、接続するだけで音質をグレードアップしてくれます。バーチャルサラウンド機能を内蔵しているモデルであれば、立体音響も楽しむことが可能です。
また、Bluetoothなどのワイヤレス接続ができる製品であれば、スマートフォンやタブレットとも接続して、高音質を堪能できます。
値段は1万円以下のモデルから、10万円以上の高品質モデルまでさまざま。価格と性能は比例する傾向があるため、注意したいところです。2万~4万円程度のものであれば、初めて購入する方でも満足できるでしょう。より音質や性能にこだわりたい方は5万~10万円以上の製品に挑戦してみてください。
サウンドバーを購入する際は、次の3項目に注目して選びましょう。
・サイズ
・タイプ
・接続方法
まずは「サイズ」について。サウンドバーは、テレビの前面に設置して使用することが多いです。そのため、自分の持っているテレビ台の上に設置できる長さであるかを確認しましょう。また、サウンドバーの厚さ(高さ)がテレビ画面に重ならないかどうかも、チェックポイント。「サウンドバーがじゃましてテレビの下側が見えない」ということがないよう、注意しましょう。
サウンドバーの長さは、テレビの幅と同じくらいか少し短めのものであれば、バランス良く見えるでしょう。
次に「タイプ」についてです。サウンドバーには、サウンドバー単体で使用する「ワンボディ型」と、サブウーファーとともに使用する「2ユニット型」があります。ワンボディ型は、コンパクトで省スペース、価格が安いという特徴があります。一方の2ユニット型の特徴は、サブウーファー(重低音専用のスピーカー)があるため、ワンボディ型より音質に迫力ある点です。それぞれ、自分の目的に合ったタイプを選びましょう。
最後は、「接続方法」についてです。接続方法は、有線接続(HDMI)と無線接続(Bluetooth)の2種類があります。
有線接続は、HDMIケーブルを使う方法で、無線接続はBluetoothを使って、テレビとサウンドバーをつなぐ方法です。サウンドバーをテレビ以外にもつなぎたい場合は、無線接続がおすすめ。なお、テレビがBluetoothに対応していないと無線接続は使えないため、注意してください。
音を鳴らすという役割が似ているため、一見サウンドバーとスピーカーは同じものだと考える人も多いかもしれません。そもそもスピーカーとは、正式名をラウドスピーカーといい、電気信号として伝えられた音を物理的な振動としての音に変換する装置のこと。テレビ、ラジオ、スマートフォンなど幅広い機器に内蔵されています。
また、スピーカー自体には音量調節機能や音質の調整機能がありません。そのため、音を変化させたい場合にアンプが必要です。
そして、先述したようにサウンドバーはアンプ内蔵スピーカー(音声増幅装置)のこと。つまり、サウンドバーはスピーカーの一種といえるでしょう。
両者の違いは、単体で音を出せるかどうかです。サウンドバーはアンプを内蔵していることが多いため、テレビに接続するだけで楽しめます。一方のスピーカーは音を出す機能しかないものが多く、テレビなどからの信号を受け取る端子、信号を受け取れる形に変換するデジタル・アナログ変換機、音を大きくするためのアンプなどが必要になる場合があります。
最後に、サウンドバーやスピーカーに備わっていることが多い、サラウンド機能についても触れておきましょう。
音声はスピーカーの数によって聞こえ方が変わってきますが、そのスピーカーの数によって「モノラル」「ステレオ」「サラウンド」の3種類に分かれます。
まず、「モノラル」は1つのスピーカーからのみ聞こえる音声で、「ステレオ」では左右の2つから音がから聞こえる状況。これに対して、前後左右の3つ以上のスピーカーからから包み込むように音が聞こえる立体音響のことを「サラウンド」と呼びます。つまり、複数のスピーカーを使って、立体的に音に包まれているような臨場感を出す音響効果のことです。
その際のスピーカーの数を「ch=チャンネル」といいます。フロントやサイドに設置するスピーカーは、1個で1chです。重低音用のサブウーファーはスピーカーと区別してピリオドで区切り、「.1ch」と数えるようになっています。
たとえば「5.1chサラウンド」とは、人を中心にフロントへ1つ、左右に1つずつ、後方の左右に2つスピーカーを配置し、さらにサブウーファーを加えたものです。
サウンドバーとスピーカーの違いについて解説しました。サウンドバーはアンプを内蔵していれば、テレビなどに接続するだけで高音質をすぐに楽しめます。一方のスピーカーは、単体では音を出せないため、音を出すためにはアンプなどの機材が必要です。
それぞれの違いを理解したうえで、自分にあった商品がどちらなのかを決めましょう。
自分の環境に合い、かつ望んだ音を出せる一品を見つけられるよう、本稿が参考になればうれしいです。
サウンドバーとは
サウンドバーとは、高音質のサウンドを鳴らすバータイプのアンプ内蔵スピーカー(音声増幅装置)のこと。主に薄型テレビなどに接続して使うものが多く、設置のしやすさが魅力です。
「音質や迫力が足りない」と感じるテレビであれば、接続するだけで音質をグレードアップしてくれます。バーチャルサラウンド機能を内蔵しているモデルであれば、立体音響も楽しむことが可能です。
また、Bluetoothなどのワイヤレス接続ができる製品であれば、スマートフォンやタブレットとも接続して、高音質を堪能できます。
値段は1万円以下のモデルから、10万円以上の高品質モデルまでさまざま。価格と性能は比例する傾向があるため、注意したいところです。2万~4万円程度のものであれば、初めて購入する方でも満足できるでしょう。より音質や性能にこだわりたい方は5万~10万円以上の製品に挑戦してみてください。
サウンドバーを購入する際は、次の3項目に注目して選びましょう。
・サイズ
・タイプ
・接続方法
まずは「サイズ」について。サウンドバーは、テレビの前面に設置して使用することが多いです。そのため、自分の持っているテレビ台の上に設置できる長さであるかを確認しましょう。また、サウンドバーの厚さ(高さ)がテレビ画面に重ならないかどうかも、チェックポイント。「サウンドバーがじゃましてテレビの下側が見えない」ということがないよう、注意しましょう。
サウンドバーの長さは、テレビの幅と同じくらいか少し短めのものであれば、バランス良く見えるでしょう。
次に「タイプ」についてです。サウンドバーには、サウンドバー単体で使用する「ワンボディ型」と、サブウーファーとともに使用する「2ユニット型」があります。ワンボディ型は、コンパクトで省スペース、価格が安いという特徴があります。一方の2ユニット型の特徴は、サブウーファー(重低音専用のスピーカー)があるため、ワンボディ型より音質に迫力ある点です。それぞれ、自分の目的に合ったタイプを選びましょう。
最後は、「接続方法」についてです。接続方法は、有線接続(HDMI)と無線接続(Bluetooth)の2種類があります。
有線接続は、HDMIケーブルを使う方法で、無線接続はBluetoothを使って、テレビとサウンドバーをつなぐ方法です。サウンドバーをテレビ以外にもつなぎたい場合は、無線接続がおすすめ。なお、テレビがBluetoothに対応していないと無線接続は使えないため、注意してください。
スピーカーとの違い
音を鳴らすという役割が似ているため、一見サウンドバーとスピーカーは同じものだと考える人も多いかもしれません。そもそもスピーカーとは、正式名をラウドスピーカーといい、電気信号として伝えられた音を物理的な振動としての音に変換する装置のこと。テレビ、ラジオ、スマートフォンなど幅広い機器に内蔵されています。
また、スピーカー自体には音量調節機能や音質の調整機能がありません。そのため、音を変化させたい場合にアンプが必要です。
そして、先述したようにサウンドバーはアンプ内蔵スピーカー(音声増幅装置)のこと。つまり、サウンドバーはスピーカーの一種といえるでしょう。
両者の違いは、単体で音を出せるかどうかです。サウンドバーはアンプを内蔵していることが多いため、テレビに接続するだけで楽しめます。一方のスピーカーは音を出す機能しかないものが多く、テレビなどからの信号を受け取る端子、信号を受け取れる形に変換するデジタル・アナログ変換機、音を大きくするためのアンプなどが必要になる場合があります。
サラウンドとは
最後に、サウンドバーやスピーカーに備わっていることが多い、サラウンド機能についても触れておきましょう。
音声はスピーカーの数によって聞こえ方が変わってきますが、そのスピーカーの数によって「モノラル」「ステレオ」「サラウンド」の3種類に分かれます。
まず、「モノラル」は1つのスピーカーからのみ聞こえる音声で、「ステレオ」では左右の2つから音がから聞こえる状況。これに対して、前後左右の3つ以上のスピーカーからから包み込むように音が聞こえる立体音響のことを「サラウンド」と呼びます。つまり、複数のスピーカーを使って、立体的に音に包まれているような臨場感を出す音響効果のことです。
その際のスピーカーの数を「ch=チャンネル」といいます。フロントやサイドに設置するスピーカーは、1個で1chです。重低音用のサブウーファーはスピーカーと区別してピリオドで区切り、「.1ch」と数えるようになっています。
たとえば「5.1chサラウンド」とは、人を中心にフロントへ1つ、左右に1つずつ、後方の左右に2つスピーカーを配置し、さらにサブウーファーを加えたものです。
まとめ
サウンドバーとスピーカーの違いについて解説しました。サウンドバーはアンプを内蔵していれば、テレビなどに接続するだけで高音質をすぐに楽しめます。一方のスピーカーは、単体では音を出せないため、音を出すためにはアンプなどの機材が必要です。
それぞれの違いを理解したうえで、自分にあった商品がどちらなのかを決めましょう。