<懐かしのデジタル家電> 2000年3月のメモリ市場

経営戦略

2023/08/11 18:00

 今回は2000年3月のメモリ市場のデータを紹介。当時、BCNが収集したデータを使い、メーカー(社名は当時)シェアと容量帯別の販売数量構成比をみていく。


 メーカー別販売数量シェアを算出したところ、メルコ(24.7%)、IOデータ機器(13.9%)、プリンストン(7.2%)、アドテック(6.8%)の順だった。首位のメルコは、後にバッファローと社名変更、またグループ会社のCFD販売で、BCN Award 2000から2007、2010から2023の計22回、メモリ市場においてBCN Awardを受賞している。ちなみにBCN Award 2008と2009では、IOデータ機器が受賞した。
 

 容量帯別の数量構成比で、最も比率が高かったのは128MBの58.5%。次いで64-128MB未満の31.2%だった。容量の単位がMBとなっているが、GBの間違いではない。当時はこれぐらいの容量でパソコンは動いていた。ちなみに当時のOSの推奨メモリ容量を調べたところ、Windows 98は32MB以上、Windows Meは64MB以上であったため、128MBのメモリを搭載していれば、サクサク動いていたことだろう。